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姓呼び・名前呼び

フォローさせていただいている、東埜 昊さんの近況ノートにこんなのがありました。

苗字で呼ばれるのは成人男性のみ
https://kakuyomu.jp/users/nitten/news/1177354054886499212

元ネタは本坊ゆうさんのこちらの記事です。

10.名前の話
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886296540/episodes/1177354054886422777

会話文では女性を姓呼びすることはあるものの、地の文ではほぼ名前呼び、という話です。この「会話文では姓呼びがある」という「ねじれ」がちょっとやっかいだな、と思います。

というのも、日常生活においていきなり名前呼びすることってあんまりないですよね。なので、拙作の場合でも地の文では「マト」と言いつつ、会話では「衣川さん」と言っています。結果、読者には「衣川=マト」という知識を強要することになります。これはよろしくない。

二人の関係が近くなった表現とかいう理由以前に、その「ねじれ」を解消したくてなるべく早いタイミングで会話でも名前呼びに変えたい、と思うわけなんですが、そうするとよく見かける「これから下の名前で呼んでいい?」みたいな会話が生まれるんですね。拙作もその呪縛から逃れられなかったので自戒の意を含めて言うんですが、個人的には避けたい展開です。

他の作品ってどうしてるんだろう、と思って「涼宮ハルヒの憂鬱」を読み返してみました。どのタイミングでキョンはハルヒ、と呼ぶようになったんだろうと。

答:仲良くなるまで姓・名前を呼ぶ会話が出てこない

あと、地の文では「涼宮ハルヒ」とフルネームを使ったりしてました。

なるほど、と深く感心した次第でした。

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