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六分の恐怖と四分の好奇心

『着眼と考え方 現代文解釈の基礎』(ちくま文芸文庫)を読んでいます。
とてもおもしろいです。
まだ少ししか読んでいないけど。

A「彼はだらしない人間であった」
B「彼はいつも汚れたハンカチを持っていた」

AもBも、その人物がだらしないことを表しています。
これは「解釈の基礎」なので、Bの表現から「だらしない人物像」を読み取りましょう
という話なんですが、
書き手としては、「だらしない人間」と書くのではなく、
そのしぐさや持ち物で「だらしない人間」を表現するんだ! ほほう!
と思います。

ただでも、きっと、web小説やライトノベルは「だらしない人間」と書くべきな気がします。
想像させるような、読み取りが必要な文章ではない方がいい気がします。
思うに、AとBの表現の違いが、ライトノベルか文芸かを分けるものの一つであるように思います。

「羅生門」(芥川龍之介)に「六分の恐怖と四分の好奇心」という表現が出てきて、うまいなあと思うのですよ。
「下人の考えは何とも同じところを低廻したあげく、ある局所へ逢着した」も好き。
(記憶で書いているので間違っていたらすまん。)
ああ、描写がうまくなりたい。
ともかく、直球でスパンと書いてもいいけど、直接書かずにその人の人となりを描けるようになりたいなと思いました。


文章というか描写がうまくなりたいから、とりあえず、本読んで寝よう。



眠いから、とりあえず寝ます。
おかしいなあ。
今日は時間がある日だったけど(よく考えるとそうでもないか)。

16件のコメント

  • おやすみなさい。
  • 直接書かずに表現したい!
    同じく!
    (人´∀`).
  • とても、ふむふむ! と感じてしまう事ばかりです。
    表現のお話。私はよく、上手く言葉に出来ない気持ち……というものを詩の中で表現する事があります。
    小説を書く時は、そこまで遠回りな表現はしませんが。「いいなぁ」と読んだ方が思われる表現、見つけてみたいです✨

    ヒニヨルも眠いので寝ます😪おやすみなさい!
  • 描写、難しいなぁ……( ;∀;)
  • 描写って難しいですね( >д<)、;'.・
    汚れたハンカチからだらしないに結びつけられる、読解力が……はっ。私には足りない(*>ω<*)ガビーーン
  • どっちかと言うと後者で書きがちです。
    短いお話の場合、簡潔にまとめるけど。
  • 意識したことなかった~!!
    おもしろーい!
  • ほんとそれ。そして自分の語彙力のなさに凹むことになるのです(ToT)
  • @fumiya57さん
    昨日はすっと寝て、今日も日中寝てました。
    にゃっ。
  • 結音さん
    直接書かずに表現って、難しいですよねえ。
    でも頑張りたいです!
  • ヒニヨルさん
    ヒニヨルさんの詩、素敵です!!
    詩で、はっきりしない心情を描くのっていいですよね。
    (難しいけれど!)
    小説でも、「いいなあ」って思える表現が出来たらいいですよね。
    印象に残るフレーズとか。
    はうーん。

    わたしはまた眠くなってきてしまいました。
    ねむねむ~
  • 福山典雅さん
    描写、難しいー!!
    でも、福山さんの描写、好き。師匠です!
  • 浬ちゃん
    描写難しいです!!!
    読解力を磨かねばっ。
    そして、先人の知恵を学ばねばっ。
    と、思いましたですよ。

    にゃっ!
  • 鳥ちゃん
    うんうんうん!
    鳥ちゃんは後者の文章!! そしてその描き方が好きなのです。
    ショートショートはそんなに意識しなくていいけれど、
    この間長編を書いていて、やっぱり描写を意識しなくちゃいけないなって思いました。
  • とうりちゃん
    うん、わたしも。
    「出来るだけ、直接書かないでいよう」とか
    描写、描写って思って書いていたけど、
    なるほど、こういうことか、と思ったのです。
    後者で書けるようにしたいなあ。
  • 淀川大さん
    語彙力を高めるためにも読書は必要です!
    そして好きなところを写すのですよお。
    クフフフフ。
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