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Amazonプライムで見たドラマの話

「チェイス」を見ています(現在)。
これ、見た瞬間に
『殺人犯はそこにいる――隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件』(清水潔)
をもとにしたドラマだと思いました。
登場人物には脚色はあるけれど、事件の内容は全く同じだったからです。

ウキペディアを見ました。
ジャーナリスト役の人、誰だっけなあ、と思って。
すると、ウキペディアに、清水潔の許可なく『殺人犯はそこにいる』を元に
フィクションとして作った、と書いてありました。
……どう考えても同じ話です。
被害者に取材もしていないし、了承もとっていないそうです。
……。

ちなみに、『殺人犯はそこにいる』は本当におもしろい本です。
ノンフィクションです。
『桶川ストーカー殺人事件:遺言』もおもしろい。ノンフィクションです。
清水潔さん、尊敬しています!(勝手に)



「カルテット」を見ました。
こんな話だったのかと思いました。
おもしろかったんだけど、伏線なしの「意外な展開」は、そりゃ、意外な展開だよなあって思いました。
伏線は必要だと思います。
主人公四人の演技は素晴らしかったですが。




「幸福な家」https://kakuyomu.jp/works/16818093073081711935
第2回のお題「住宅の内見」で書きました!

「ケーキ屋さんで」https://kakuyomu.jp/works/16818093072984331871
第1回のお題の三分間の方です。

「化粧品」https://kakuyomu.jp/works/16818093072992626101
第1回のお題のバッファローの方です。

「肌を貫いて」https://kakuyomu.jp/works/16818093073074163614
犀川ようさんの自主企画参加作品です。



「異世界でドラゴンをかう、ペガサスもかう、えーと次は何だっけ?」
https://kakuyomu.jp/works/16817330654897114257
毎朝7時更新のほのぼのファンタジー!

「西さんち」https://kakuyomu.jp/works/16817330652170961272
毎日17時更新の、西家の日常です。


******

『殺人犯はそこにいる』、ほんとうにおもしろい本です。
おススメです!

わたしは『人間失格』を読み直します。
「文豪ストレイドッグス」を見ていたら、明治の文学を読みたくなりました。
ランボーと中原中也の詩集は好きなところだけ読みます。


『人間失格』太宰治 より

つまり、自分には人間の営みというものが未だに何も分かっていない、という事になりそうです。自分の幸福の観念と、世のすべての人たちの幸福の観念とが、まるで食い違っているような不安、自分はその不安のために夜々、輾転し、呻吟し、発狂しかけた事さえあります。自分はいったい幸福なのでしょうか。自分は小さい時から、実にしばしば仕合せ者だと人に言われて来ましたが、自分はいつも地獄の思いで、かえって、自分を仕合せ者だと言ったひとたちのほうが、比較にもならぬくらいずっとずっと安楽なように自分には見えるのです。



昨日あたりから、目がかゆいしくしゃみがとまりません。
(ノД`)・゜・。

14件のコメント

  • 人間失格は本当は好きではないのですが、そのどうしょうもないくらいの泥臭い人間臭さみたいなものに惹かれて、何度も読み直した記憶があります。
    心の奥が掻き回されているようで気持ち悪いのに、また読んでしまうのはどうしてだろう?

    花粉症には辛い季節ですね(*꒦ິ꒳꒦ີ)
  • 大学生時代の私の小さな机の上には、ランボーと萩原朔太郎とニーチェと聖書が、何故か自然科学の専門書の隙間に鎮座していました。(中原中也も中学生の頃から好きでしたが、適当な詩集が行きつけの書店で見つからなかったようです)
  • かごのぼっちさん
    わたしはずっと前に読んだときは暗すぎてだめでした。
    今読んだら、文章が好きで、早く続きを読みたいです。
    噛み締めるように読みたい。
    泥臭い人間臭、確かに!
    まだそこまでは行きついておりませんが。
    なんだかとても好きな感じです。

    贅沢保湿ティッシュでないと、鼻が痛くなります(涙)。
  • 無名の人さん
    萩原朔太郎も大好きです!!!
    あと、上田敏の『海潮音』も。
    いまは茨木のり子の詩集が好きで、よく読んでいます。
    『倚りかからず』が大好きで。
    ニーチェはつまみよみしかしていません(汗)。

    そうそう、『福沢諭吉教育論集』もいい本です。
    少しずつ読んでいるのですが。

    「人は万物の霊なりとは、ただ耳目鼻口手足をそなえ言語・眠食するをいうにあらず。その実は、天道にしたがって徳を脩め、人の人たる知識・聞見を博くし、物に接し人に交わり、我が一家の活計を立ててこそ、はじめて万物の霊というべきなり」
    (『福沢諭吉教育論集』福沢諭吉 より)
  • 『人間失格』
    高校の時の夏休み、読書感想文の指定図書で読まされたのです。
    今読むと違うだろうとは思うのですが、あの時の、ものすごーく苦しくて辛かったイメージが強く残っていて、もう一回手に取る気になれないのですよね…。
    こういうので本嫌い、読書感想文の宿題嫌いってなる子、多いような気がするのですけれど…。
  • 幸まるさん
    そうそう、あれね、若いときに読むとずーんってなって苦しくなる子も一定数いると思います。
    今読むと、違った味わいがあります。
    良い本でも、読むべき時期ってあると思います。

    ラノベしか読まないうちの次男は、指定図書による読書感想文に苦しんでいます。
    わたしは「本は全部読まなくても書けるんだよ!」という技を伝授しています。
    くす。
  • 先年他界した姉(父ゆずりにポエムな人(国語教師)でした)が上田敏や茨木のり子を大いに好んでいたので、今でも我が家の書架に残っています。(私も好きです。久しぶりに読んでみたくなりました)

    諭吉先生も「毎日骨太」な感じがして元気が出ますよね。教育論集も取り寄せて読んでみます。ありがとうございます。
  • 無名の人さん
    おおお! 好きな方がいらして嬉しいです。
    身近な人に福沢諭吉のこの言葉が好き、と言っても
    「で、どういう意味?」と言われてしまうので。
    「古文は読めないの」と。

    上田敏も茨木のり子もとても好きです。
    好きなところだけを繰り返し読む読み方ですが。

    福沢諭吉先生、素晴らしいです!
    あの時代の方が男女平等を説いていらっしゃって、感動します。
    ただ、すらすら読めないので、ゆっくり読んでいます。
  • えええ…
    パクリを勝手にやった、ってことぉぉ??
    いいの、それぇ?(よくねぇ)

    なんか、最近ドラマを作る人たちの
    「創作する人間としてのプライドとかないの?」
    みたいな話が多くてガッカリしちゃうね。
    AIに小説書かせて載せてる人もいるとか何とか聞くし。

    えええ、ってなっちゃう~。
  • とうりちゃん
    そうそう、パクリを勝手にやった、ということ。
    どう考えても同じ話だもの。
    信じがたいです。

    ドラマつくる人たちって、プライドないのかなあ。
    がっかりしちゃいます。
    AIに小説書かせている人もいるだろうねえ。

    人間はどんどん思考しない、反射だけの存在になっていっていそうです。
  • 『殺人犯はそこにいる』今度、図書館で借りてみます
  • 勝手に内容をパクる、これが普通にまかり通るなんて……酷いお話です( ;∀;)
  • 笹慎さん
    とてもいい本です! ルポタージュかな?
    ともかく素晴らしいです。ぜひぜひ!
  • 福山典雅さん
    あのドラマは、どう考えても『殺人犯は~』が原作にしか見えません。
    それで許可とっていないとか、被害者への取材すらしていないとか
    ほんとうにありえません。
    ひどいです。
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