『6話 品定め』
最初の気の強そうなイメージとはうってかわり、彼女の面倒見の良さそうな一面が見え隠れする。
「ほら、姫花って見ての通りおっとりしてるから。悪い奴について行っちゃったら困るからね。あたしが守ってあげないと!」
「もう……莉奈が思ってるほど、世間知らずじゃないのに」
「世間知らずじゃなくても、隙だらけなの!」
「……そうなのかな?」
表情のころころ変わる莉奈と、おっとりとしている姫花は、本当に対照的だ。
「ところで、お眼鏡にかなったのは光栄なんだけど、よかったら恭哉って呼んでくれないかな?」
さすがに、このままずっと『あんた』でやり取りするのは少々やりにくい。
「あっ、ごめんごめん。改めて、よろしくね。恭哉!」
※ animeAIdrawing というアプリで作成したAIイラストになります。
※6話より、ヒロインの親友、莉奈の挿絵になります。