第1幕までに出てきたキャラクターたちの、作中には出ないだろう詳細含めた設定語りです。
3部終盤までのネタバレを含みますので、本編未読の方は後に回してくれたら嬉しいです。
○明星チロル
本作主人公。現在十四歳。クソガキ。
ボクっ娘なのは幼少期、獣人男性ばかりに囲まれて育った結果「男言葉を使っていれば自分も獣人になるのでは?」と頓痴気な結論に至った名残。
というのは後付けの設定で、一人称アタシで書いてみてもなんかしっくり来ない、血が通ってない……となり、試しに変えてみたらキャラが動き出したのでそのままボクっ娘に。
頭髪の色は薄紫〜水色の寒色系の淡い色。鎖骨辺りまでのウルフカット。瞳は紫で、宝石のように角度によって虹彩の色が変化する。
背丈は「同世代の人間の少女らと比較すると少し高め」、周りがデカ過ぎて小さく見えてる。
殆ど出てませんが苗字は明星。ギムと一緒。
酒場の歌姫に憧れ続けて来たけれど、チロル自身のイメージはどちらかと言うと聖歌隊の少年。声のイメージは少年役を演じる女性声優さん。
○オルト
適当に名付けられた元奴隷。初めはもう少しクールで無愛想なキャラの予定だったが、弄ってるうちに大きなわんこに。ギムとキャラ被りそうだったし今の形で良かったかも。
由来はお察しの方も多いと思いますがオルトロス。なので本名はオルトロスで、愛称がオルトなのかもしれない。初期案ではロボだったのですが二文字だとなんか字面が悪いなと思ったのでオルトに。
年齢は十八。
チロルへの感情は友情であり家族愛であり、敬愛であり親愛であり、性愛でもある。愛が重い。書いてるうちに「お前そんなにクソデカ感情持ってたの?」ってなった。
貴族の愛玩奴隷だったため当然見た目が良い。青みがかった毛並みをしていて、尾は狼のそれより長くしなやか。瞳の色は金。
○城ヶ崎バニラ
設定が1番変わったヒト。
初期案だとナミルって龍人だったが主人公の兄にしてはキャラが濃すぎるためネコに。当初チロルの名前がサクリ、バニラの名前がチロルだったのだが、タイトルが「ヒト耳のサクリ」より今のが良いなとなり主人公改名。それを経てバニラに。
ちなみに城ヶ崎バニラは芸名だったりもするけど今後その設定が使えるのかは謎。
舞台上の才人。
元貴族のお人形さん。
チロルの兄だがギムとは師弟関係が近い。
戸籍的にはそもそも全員赤の他人。
○ギム
シルクスの生みの親。
くすんだ緑色の鱗を持つでっかいトカゲ。
特殊な地位を持ってるヒトだけど、今のところ語れる事があまりない。
娘の夢を奪う親ではあるけれど、エマの様なことが今後起こる可能性もあるため座長として線引きは徹底してる。
チロルの事はちゃんと娘として愛してるし、チロルからも親としても座長としても慕われてる。
○青海フラン
イメージは某ボールで捕まえるモンスターゲーム、アルファベットのタイトルの時に出てきた妖精タイプのお花みたいなやつ。
元々は見世物小屋で飼われていたがバニラが貯金はたいて買い取る形で入団した。
○イルサ
The 小悪党。
憎めない可愛いやつ。
舞台の解説役として登場させたけど、個人的にお気に入りなので今後また活躍の機会を作ってあげたい。
他のキャラ、さらなる詳細についてはまた後ほど。