• 現代ファンタジー
  • 異世界ファンタジー

「死人たちのアガルタ」はラノベではないかもしれない

「死人たちのアガルタ」は小説の形をしていますが
書いた人の気持ち的にはちょっと違います。

 何が違うのかというと、まず目的が違います。
小説はそれ単体で完結するのを目的としてつくられます。
ですが「死人たちのアガルタ」はもともと漫画を描きたかったけど
展開で悩んであまりにも作業時間のロスが大きかったのです。
それならば迷いを無くすために、原作をまず作ろう!
ということで別媒体への踏み台として作られています。

 そして、話もプレイヤー≒主人公がまず存在し
ゲーム内で資産を作るサイクルがあり、それに対応した
障害、ボーナスとしてのイベントを配置する
ゲームのレベルデザインみたいな考え方も
いれつつ作っています。

 さらにいえば不自然な段落の空白の開け方は
イベントシーンのカット切り替えの呼吸を意識して
そのタイミングに挟んでいるものだったりします。

 ここまでの展開も、
ここで移動のチュートリアルが…
ここでアイテム取得のチュートリアルで…
というかんじで、架空のプレイヤーを接待することを
考えて「イベントを組む」という意図が
裏にありつつお話をつくっています。

これはのちのちRPGツクールなりで
遊べるようにもしようやみたいな邪な考えも
あっての事です。

 なので「死人たちのアガルタ」はラノベなのか?
と聞かれた場合、私は「違います」と答えます。

「死人たちのアガルタ」は原作を
でっちあげようとして生まれただけです。
たまたま一番コストがかからなく、
修正が容易な小説という形をとっているにすぎません。

「会話文の最期に。」をいれているのも
吹き出しやウィンドウ等にテキストをコピペする際の
利便性を考えてやっています。
これが最初のルール無視であり、開き直りです。

実際書いてる本人が、「死人たちのアガルタ」は、
一度全部のイベントを書ききったら、
小説としての体裁に整え直さないなと思いつつ書いています。
なので、現状では見るに堪えないものですが、
ひとまず最後までおつきあいくださると幸いです。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する