• 現代ドラマ

あまりに硬質な…のピンクジン

ピンクジン
この話の中で、ミリちゃんが言っているように、ピンクジンとジンアンドビタースが一緒だという人もいます。

以下、その違いについてのマスターの講釈は実話です。

実際に眼の前で作られると、魔法のようです。
度数はジンのストレートとほぼ同じなので、飲む場合は相当注意しなくてはいけません。
香りも味もジンアンドビタースとピンクジンでは異なって感じます。特に香りは全く別物です。

このカクテルが引き立つような物語を作りたい…と思いつつ1年以上、良いアイデアがまとまりませんでした。

昔あったバーを懐かしみつつ集まった定年後の男性による昔話。その昔話の主人公になる捉え所のない=ピンクなのか、透明なのか…女性の…
(自分の中で、その女性のイメージが固まらない…)

病のとこにある大叔母に思い出のカクテルを飲ませたい若い学生。その大叔母の父はGHQ(文人)の通訳で、アメリカ人宅に同居していたことがある。そのことで、若い学生は幼い頃、からかわれて、大叔母に八つ当たりしてしまった。大叔母の父が亡くなったために、縁遠いけれど故郷である四国へ戻ることになった時に、アメリカ人が作ってくれた思い出のカクテル。
(でも歴史的にそういう状況があったのだろうか?日本人通訳を使ったとしても、同居までは許可されなかったのでは???)

いくつか書いてみたものの、どれも途中止まり。
そこで、「たくさんのお月さま」の Fさんに「ミリちゃん」として登場してもらうことに。
「たくさんのお月さま」の時から、私の中で「なんとなく気になる登場人物」だったFさんこと、藤村さんは、ミリちゃん、そして実紗子になります。

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