ここに登場する「ゴッドファーザー」。
映画ゴッドファーザーにちなんで作られたというのは本当の話(らしい)。
スコッチウィスキーにアマレット(杏の仁から作ったリキュール)を入れて作ります。
作り方としたはビルドという、グラスの中で出来上がる形。
シェイカーを使うやり方に比べると地味なステアという技法で、ミキシンググラスも使わないので、一番よく見る技法です。
でも、これが一番難しいのだとか。
ステアの数が1回増えると、もう味が変わってしまう…というぐらい厳密に香りの立ち方、氷の溶け方、お酒の混ざり具合を感じながら、バースプーンを扱うのだと。
バースプーンで混ぜると表現されることが多いですが、実際には指の間でバースプーンを前後に押す感じを意識するといいと、教えてもらいました。
氷の隙間にどうバースプーンを入れるのか。
これも難題だとか。
ちなみに炭酸(ソーダ)を入れたときは、炭酸が抜けないように、グラスの底から氷を持ち上げる感じに1度程度が基本だそうです。
今度バーへ行かれたなら、ステアの手元をじっと見てみてはいかがでしょうか。