どうも、こんにちは名無之です。
というわけで、今日はパクリとパロディとオマージュについてお話ししていこうと思います。
なお、パロディとオマージュの違いについては、あくまで僕の所感ということでお読みいただけたら幸いです。
さてさて、
前述しましたとおり、これら三つの中で最もわかりやすいのが「パクリ」です。
悪い言い方をすれば「盗作」です。別の人が作成した作品を許可も取らずに自分の名義で発表することがいわゆる「パクリ」です。これは著作権法の「複製権」または「翻案権」を侵害するもので、れっきとした違反行為に当たります。
(詳細はここでは詳しくお話ししません。気になる人は調べてください)
では、気になるのはパロディとオマージュの違いです。
結論から言うと、「そこに原作へのリスペクトがあるかどうか」です。リスペクトがあればそれは「オマージュ」になり、リスペクトがなく揶揄を目的とするのであれば「パロディ」となります。
具体例を見ていきましょう。
こういうときに、僕はよく銀魂を思い浮かべるのですが、例えばアニメ銀魂50話「節目節目に気合を入れ直せ」で登場した「ふたりはタマキュアSilverSoul」は、れっきとしたパロディ作品です(テレビアニメ史上に名を残すパロディです)。
まあ、見なくてもわかりますが……、これはプリキュアという「二人の女の子が魔法少女になる」という設定を「二人のBBAが魔法BBAになる」というふうに流用しています。これは噂によると、東映さんから正式にクレームが来てプロデューサーが頭を下げたそうです。
(気になる人はYouTubeで探してみてください。確か公式があげていたはずです)
一方、オマージュは銀魂で言うと……、まあ、強いていうなら世界観は近代日本のオマージュですよね。
史実では外国から黒船がやってきますが、こちらでは宇宙から宇宙人がやってくる。それを元に攘夷戦争があったり吉田松陽(吉田松陰)が死んだり、新撰組がいたり。
まあ、時代が元ネタなので法律的には問題ないですが、それらの歴史にきちんと(?)敬意を持って物語を構築しているのがわかります。
さて、ここまでパクリ、パロディ、オマージュを見てきました。
注意して欲しいのは、オマージュだからOKというわけではありません。原作に似すぎてしまっている場合は、法律違反の可能性がありますので、まあ「プラスで知ってたらさらに面白く読めるよ」程度で作り込むのが一番ですね。(毎度ながら名無しの作家からの言葉です笑)。
そして、不安になるのが僕の次作。(自称)オマージュをたくさん入れているのですが、果たしてこれがパロディ認定されてしまうのか。今一度、原稿を再チェックしつつ、最終の校正に入っていこうと思います。
夏が終わり、秋がなくなり、一気に寒くなろうとする今日この頃です。
みなさま、くれぐれも体調にはお気をつけてお過ごしください。
それでは。