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作家小川洋子という人。

ネットで文章力のある作家は誰だ、てのに名前が上がってたから読んでみた。

確かにすごい。圧巻だ。女受けがする、女の会話テンポに沿った文章だ。これぞプロの文章力だと思わせる表現が乱れ散っている。私なら精々1000字にいっこあれば御満悦クラスの表現が、。区切りごとにいっこはある。
私が目指したい文章の完成形のひとつを見せられた気がした。
何気にスティーブン・キングと同じテンポの文章だね、この人。初めて見たかもしれない。

内容は、就業経験が欠けているのか文章力に比べるとやや薄い。こういう立場、こういう育ちの人間からはこの台詞は絶対に無理だってのがぽんぽん出てくる。幼稚園児が弁護士をしているような違和感がある。
ライトノベルなら流せても、一般書籍でこれはしんどい。
惜しいなあ。心に食い込むような筋さえあれば、信者ができるくらいの才能なのにな。
宮部みゆきが途中で化けたように、この人も化けるのかな。
次は最新刊を読んでみよう。



うーん、言葉が綺麗で簡単だから、作詞とか向いてそうなんだけどな。
久々に心にクリティカルヒットする作家に出会った。
幸せ~♪

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