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♪お内裏様とお雛様♪

今日は三月三日。
私が心惹かれる「うれしい雛祭り」の歌・・・でも、この歌の二番には、初めて幼稚園でこの歌を習った時から2つの疑問を抱き続けました。
(1)♪お内裏様とお雛様♪
   えっ? お雛様?
   分からなくなってしまった5歳の私は
  「きっと、『お姫様』と歌っているのを聞き間違えたのだわ。」
  と思って、暫く
  ♪お内裏様とお姫様♪
  と歌いましたが、やっぱり「お姫様」ではなく「お雛様」だと分かって愕然。
(2)♪お嫁にいらしたねえ様に♪
  自分のお姉様がよそへお嫁にいらしたの?
  それとも、お兄様のもとへお嫁にいらしたお義姉様のこと?
  子供なりに、前者なら愛惜の念、後者なら歓迎の気持ちを表しているのであろうと感じましたが、どちらなのか分かりませんでした。
でも、何だか前者の様な気がしました。

数十年ぶりにその疑問を解決してくれたのが、チコちゃんだったのです。
(1) 作詞者サトウハチロー氏は、間違えて「お雛様」と書きましたが、後年勘違いに気づき、家の前を子供たちが
♪お内裏様とお雛様♪
と歌いながら通るたびに恥ずかしそうにして居られたそうです。

(2) サトウハチロー氏には、若くして逝った姉と妹が居られたそうです。
当時は女性の幸せは結婚と考えられていた時代で、
「嫁ぐことも無く、若くして逝った姉よ、妹よ」との思いでこの詩を書かれたそうです。
この歌には、サトウハチロー氏の慟哭と愛惜と、そして祈りが込められていたのです。

4件のコメント

  • シャボン玉と同じようなルーツですね、ただその想いだけは色褪せず。*ˊᵕˋ)੭
  • コメント失礼いたします。
    先ほどは例のもの本当に感謝いたします。
    今後も精進してまいります。

    ところでお内裏様とは全く別の話ですが、最近千葉半島沖のスロースリップが不気味な群発地震を起こしています。

    相模トラフが活発に動いているとか。
    ご存じの通り、相模トラフは過去「すぐにでも起きておかしくない」と国会で証言した学者さんが指摘して大騒ぎになった東海地震の発生源です。

    先生にはぜひ病院にて防災設備・備蓄を確認なされてください。
    発電機や給水設備。
    それから備蓄食料などなど。

    もう対策は練られていると思いますが、地域の住民のためにもよろしくお願いいたします。
  • 凄い!
    とても勉強になりました!!

    こう言ったトリビア的なお話って面白いですよね。
    また、有名で当たり前に耳にしている歌の違和感に気付かれるところ、流石です。
    私なぞはあまり考えずに聴いておりました(笑)
  • 納得いかないのを調べる姿勢流石です 自分は某やぶい人の所で静かな湖畔に思いが行ったのに何も調べてないや^p^

    お雛様、お姫様は何となく某最近アニメになった推理? 小説の影響で
    おひいさま
    と呼びたくなるお年頃^p^
    この歌結構誤用多いみたいですねー 赤い顔なのは右じゃなく左大臣らしいし

    お嫁にいらしたねえ様に、にそんな思いが……グスン
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