2018年も、おつき合い下さいまして、ありがとうございました。
今年、私はいつも憂いの中にいました。
長編の準備をしながら進まずに、幾つかの短編を書いてみる。
何を書いても、駄目な烙印を押されている感覚に苛まれる。
凍結したまま、自己と虚無を何度も往復して、心は何処にあるだろう。
今、立ち止まったら、そのまま朽ちていく気がしてしまう。
世界が閉じていく。終わりとはじまりの狭間にいる。
収束して、終息していくのは、まだ早い。けれど。
*
そんな暗い目をしたまま、『玻璃の音*書房』を再開しました。
秋のものがたりは、自分が途切れそうでした。
ライフワークだなんて位置付けているけど
果たしてこの作品を載せる意味はあるのだろうか。
再スタートは、しばらく一人旅でした。
そんな時、柊さんがぽつりと1PVと 1♡を置いてくれました。
迷い込んだ暗い森の奥に見つけた、小さなお家の灯。
その光を頼りに、なんとか完結まで辿り着くことができました。
そして、楠田麻琴さんのレビュが、私の肩を叩いてくれました。
ふぅっと息継ぎができた。ゆっくりのクロールだけど泳いでみよう。
ずっと心に残っていて、最終話にブールドネージュ出演してもらいました。
少しずつ読んで下さる方が、声を聞かせてくれるようになりました。
安良巻さん、美木間さん、あおいちゃん、リル、朋さん。
その足跡♡ひとつひとつを、ぎゅっと抱きしめました。嬉しかった。
書きたかったんです。自分の中でずっと大切にあたためていたもの。
咲いた花が萎むような心地だったけど、ほんとはまだ咲かせたかった。
私はやはり書くことが、すきなのです。
誰も読んでくれなくても、それでも書く。
なんて強がりを言ってみたかったけど、全然だめだった。情けないけど。
紙のノートに書いているのと違う。弱音を吐きながら、ここに書くのは。
そうなのです。誰かに、読んでもらうためです。
てのひらに載せて「はい」って手渡して、温もりを感じたい。
*
『玻璃の音*書房』は、現在、おでかけ準備の改稿をしています。
完結したばかりでごめんなさい。2019 1/10に一旦非公開にします。
これって中途半端じゃない? 伏線回収されてないよって声が聞こえてきます。笑
発表できるかどうかは別として、私の中では永遠に続けていきたい作品です。
ありがとうございました。みなさま、少し早いですが、よいお年を。
私は、文章書きです。書くことで伝えたいことを表現する。
きっと誰かに読んでもらえるような作品を、これからも書いていきたいです。
六月より愛をこめて。 ♡♡