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刺繍のような絵を見たの。

ヒトゴミとか渋滞がめっちゃ苦手なので、GWはご近所にしか出かけないむつきです。
折角のまとまった休み、お片付けしよう、そうしよう、するんだ。(言い聞かせている)あ、もう3日過ぎちゃった。
だって、昼間からワインが誘ってくるんだもん。

少し前のことになりますが、丸の内の三菱一号館美術館の「ルドン-秘密の花園展」に行きました。
ここ、中庭とかレンガの建物がいい雰囲気で、だいすきな空間です。
まるごとミニチュアの箱庭としてとっておきたいような。

オディロン・ルドン。
花の絵が有名ですが、その中間的な優しい色合いの美しさに見惚れました。
彼には「黒の時代」があって、幼少期の記憶からか、自分の中に悪い夢のような景色が巣を作っていたのかなと想像してみます。
華やかな色を使う絵を描き始めたのは、実は50代から。眠っていた色が表面にでてきて、香りが漂ってきそうな花園の世界に再び潜む。

風景を写し取るような印象派の時代において、ルドンは自分から湧き出る幻想を描く画家。植物学者クラヴォーとの出会いによってもたらされたものも大きいのかしら。
たくさんの花々の中で特にデイジー(雛菊)が目につくのだけど、すきな花なのでしょうね。

ドムシー男爵の食堂の壁を飾ったグラン・ブーケなどの花々の絵にはほぉっとため息が漏れてしまいます。
ルドンの作品から刺繍をした椅子はずっと見つめていたい程に。

蝶や蛾が戯れた風景や草花は華やかなのに、人物の表情はいつもヴェールを被せたように曖昧で、これはわざと隠しているのかもしれません。はたまた人が苦手なのかしら。

画集を手に入れました。綺麗です。
隣のカフェ1894も天井が高くて雰囲気のある場所。
隣の人がたべてたデザートが気になってちらちら。グラン・ブーケを模したメニューが美しいです。エルダーフラワーのシロップでどんなかな。
アートショップにてフランシス・ジャム『三人の乙女たち』を。

Twitterにて、画像と共に報告をしています。
https://twitter.com/mutsuki_natsumi/status/990877871756398592



『演劇青年シンジケートの野望』に九藤 朋さんからレビュ頂きました。
ありがとうございます。ふざけた主人公ですよね。
「甘い赤で死体を象る」ほんとに覗くのは怖いから。
アオキ・シンジは、きっと今もまっすぐな目をして暴走しているのではないかと作者は推測しています。それをはらはら見守る恋人。気づけばそんな一生かなぁ。



『いちご惑星』には、圭 琴子さんからレビュ頂きました。
ありがとうございます。( ,,Ծ ‸ Ծ,,)
え、どんな脳内妄想かって? えっと、見せたら死ぬレベル! 笑
だいたいロクなことを考えておりません。
おいしいものとか、駄洒落とか、まったりした空気を纏っております。

むつきより、去りゆく四月と共に、愛をこめて。

コメント

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