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匿名短編すきな作品①

前回の続き。『匿名短編バトル恋愛編』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885140312
お気に入り作品の感想を書きます。コメントにも各々入れてます。

作者名が発表されるのが、めっちゃ楽しみだなぁ。ねぇ、誰なの? 笑

……と言っている間に、追加作品が登場してるなぁ。また読まなきゃ。
とりあえず、6作品にラブコール。

数字はエントリーNo.です。

3 冬のメリーゴーラウンド
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885140312/episodes/1177354054885142696
 閉園が決まった遊園地。感傷に浸りたくて来たら、思わぬ人に会った。
 いや、思わぬ人ではなく、どうしても思い出してしまう人。
 約束などしなくても会えた。赤いマフラーと白い雪のコントラストが印象的。

12 夜のブランコ
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885140312/episodes/1177354054885147105
 すごおく感じる詩情。ブランコと自分の心情を重ね合わせる。
 微かな音で起こさないようにしている描写で、二人の関係が伝わってくる。
 気付いていながら知らんぷり。耳を澄ましている彼女がせつない。

22 マトリョーシカ
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885140312/episodes/1177354054885143229
 肌にねとりと吸い付くような感触が伝わってくる。
 マトリョーシカは脱皮する昆虫のようだ。男とも女ともつかない主人公。
 彼のいけない先生たちは、色んな格言を持っているみたい。実に不道徳だ。

24 ミトリドリ
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885140312/episodes/1177354054885155053
 タイトルが不思議で、実は直接的。なんてセンスなんだろう。
 病室の中での秘密のような戯れ。甘くてせつない。
 遊びのように見せかけて、本気を隠しているのか否か。

54 ユキガクレ
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885140312/episodes/1177354054885172037
 自分の心のままに振舞えない相手。どうしてだか弱味を見せられない。
 雪の中のワンシーンなのに、温度がつめたくなったり急沸騰したり
 目まぐるしく、一人の心の中で変わっていく。それを丁寧に摘み取った作品。 

74 迷い人
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885140312/episodes/1177354054885178952
 多分、犯罪、とてつもなく思い罪。でも、本人の認識は違う。
 胸にずしりと来る感覚。うわぁ。繰り返すつもりなのか、あなたは。
 その時を待っていた主人公が、微笑んでいる気がしてしまう。コワイ。

すてきな作品を読むと鳥肌が立ちますねっ。わぁーーー。

匿名短編って書くと、匿名探偵みたいで、どきどきする。ミステリー。

コメント

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