いつだっただろう。これが私の処女作になります。
今回ここに載せるにあたり、めっちゃ改稿していますけどね。
プロローグ(エピローグ)は、今の私が書いてます。
失恋して、何かに夢中になって気を紛らわせたかった。
いつもの日記でもよかったのだけど、言葉に直接じゃないことを。
私が書くものは、せつない、届かない、叶わない、ものばかりでした。
そんな頃の思いをなつかしく思いつつ
今、楽しい物語を書けるようになったこと、嬉しく思っています。
はちゃめちゃなラブコメ書いていると
こういう私もいますって、置きたくなってしまった。
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夢の話がすきで、夏目漱石の「夢十夜」が殊にすきなのです。
そして、ヴァンダースの映画「夢の涯てまでも」にも心奪われて。
夢に囚われるってどんな感じだろうと、当時、図書館に通って
夢についての文献や随筆なんかを、読み漁っていました。
最初は『浸界』というタイトルでした。
それだとちとホラーチックかな、と今回改題してみました。
でもね、夢落ちって、正直禁じ手でしょう?
夢でしたって書けば、何でも許されちゃうみたいな。
夢だから幻想的にいくらでもできちゃうのも、難しいところ。
プロローグ+ 雪の章が6話、行平の章が4話の予定の
20000字位の短編です。今夜も21:09更新。よろしくお願いします。