作品を書くにあたって、ストーリーだけじゃなく、作品タイトル、キャッチコピー、場所のイメージ……。
いっぱい考えることがありますよね。ここが楽しいとこであり、すごく難しいところでもあります。
割と直感ですっと決めちゃうことが多いのですが、なかには何ヶ月も迷っていても決まらないこともあります。あは。
さて、ちょうどツイッターに、『スプーンに時雨』の作中人物たちの名前について書いたりしていたので、もしよかったら、みなさんの作品の登場人物の由来などお聞かせいただけると嬉しいです。
はじめてですね、こういうノート。ちと二尋さんの告解室を真似てみたりして。主人公じゃなくてもいいですヨ。
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スプーンは、あっさり直感で決めちゃいました。ちなみにこんな感じです。
橘結花(たちばなゆか)は、誰にでも下の名前で気軽に呼んでもらえる響きで、ゆか。漢字がすっと出てきました。
私のPCで「ゆか」では変換できませんけどね。床じゃにゃー。
大学のサークルで男女共に「ゆか」って呼ばれてる子がいて羨ましかったですね。私の本名は発音しづらいらしくて、苗字呼び! 泣
主人公の、時雨菜月(しぐれなつき)は、モデルと自分の字を入れ込もうと、雨と月を採用したもの。はっ、菜まで入れてるな。
時雨の響きはお気に入り「フルーツバスケット」草摩紫呉(そうましぐれ)から。そういや原作は高屋奈月さんだわ。
時雨の恋人、境京一は、引越しのサカイから。堺は大阪過ぎるので漢字を変えて。京一は長男ぽく。
深読みしてくれた方(如月さん)から、こんなお便りが。
「『境』さんは『境目』から来てるんだと思った。
男と女の境目とか、ノーマルとGLの境目とか、一緒に住める人と泊まることも許されない人の境目とか、大人と子供(に見える人)の境目とか、たくさんの境目が時雨さんを取り巻いているから」
はいっ! そうです! 笑 そんなすてきな意味を後からつけて頂けてそんな気持ちになる、ここ大事です。(え
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名前って、今まで出会った人のイメージとかもありますよね。
だから誰かにとっていい感じでも、誰かにとっては嫌な感じでもある。すごく選ぶの難しいです。
めっちゃ思い入れがあったり、するでしょ?
そしてすごく大切にする。そんな「なまえ」について、おたよりお待ちしています。
むつきより愛をこめて