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『魔傳流剣風録 《なにがし》とかや云う剣、ありけり』にレビューを頂きました。

https://kakuyomu.jp/works/16817330650841261529/reviews/16817330650926807623
★★★ Excellent!!! 三寿木 春
澄んで硬質。純度の高い魂。
血に塗れて尚、汚れなく美しい。

【なにがし】という曖昧な剣、或いは流派か。
【諱】死後におくられる、或いは生前の名。
それは死の匂いを纏う少年を表すもの。

――今までに叩き殺した蚊の数を覚えているか?

人斬りの少年は無感情に問う。

彼にとって命は決して軽いものではない。
しかし、生と死の狭間で生きる彼にとって、
命を奪うことは息をすることと同義。

時代に取り残されたように生きる少年。
彼の眼差しは気高く尊い。
彼に惹かれて集まる…男、女。
剣を交えてこそ、わかる孤高の魂。

時代物のような凛とした空気感と
命の重み、死の痛みを感じながら、
それでも戦い続ける定めの剣客。
剣の技に魅せられる…そんな作品です。
お勧めします。


 私の作品について、高潔なものを感じていただけたようで、大変嬉しく思います。
 人を斬る。
 剣術とは、そのために誕生したものであり、それこそが剣の本質と思っています。
 過去の剣士達は、人を斬って斬り続けても決して殺人鬼のような扱いはされない。隼人は、現代という剣が必要なくなった時代でも、剣を捨てることなく人を斬る。
 剣を捨てなかったのではなく、捨てられなかったというのが理由ではあるのですが、それはラスト間際で分かるように致しました。
 また、時代物のような凛とした空気感や剣技の描写に魅せられていただけたとのこと、大変嬉しく思います。
 作品を通じて命の重みや死の痛みを感じていただけたとの言葉に、作者としての喜びを感じます。
 改めまして、貴重なご意見とご支援に心から感謝いたします。今後ともより一層の創作活動に努めますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 素敵なレビューを、ありがとうございます。

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