拝啓 朝夕にはふかまる秋の気配を感じるようになりました。
拙作を読んでくださって本当にありがとうございます。いつも元気をいただいています。
前回のお知らせにてお話しいたしましたあたらしい物語について、おとどけできる時期の見込みがたちましたので、正式にご案内させていただきます。
あたらしい物語のタイトルは『kalaviṅka』、これまで届けさせていただいたふたつの物語とはまたちがった肌触りの物語です。十月二十日の十八時に予定しております最初のエピソードの公開ののちは、連日あたらしいエピソードを投稿してまいりますので、楽しんでいただけると幸いです。
また『瑠璃琥珀堂綺譚』については、先週から更新が滞っておりますとおり、作者の力量不足から毎週の更新が困難になってまいりましたので、不定期更新に変更させていただきたく存じます。物語を続きをたのしみにしてくださっていたみなさまのご期待にそえず、大変申し訳ございません。
『kalaviṅka』の連載がはじまりますが、『瑠璃琥珀堂綺譚』の連載を中断するわけではなく、お時間をいただく分だけ丁寧に物語を紡いでまいります。あたらしいお話ができ次第、逐次投稿してまいりますので、お待ちいただけますでしょうか。
秋冷の折、、お体に気をつけてお過ごしください。ではまた、物語のなかでお会いいたしましょう。 敬具
十月八日
望月結友