このたび、
・「口に合わない望みは食えない。」が★66となり、作者目線だけでなく、読者様から選ばれた数からみても、実質的に代表作となり、
・「りん。」も、★50に到達しました。
(厳密に言えば、エッセイ「メッセージ」が★66で並んでいるのですが、あれは実際の出来事なので、「小説」としてはノーカウントです。ただし、評価の基準にはしていました)
2作ともそれぞれ、終盤への転換期、新しい門出の時期を迎えたところでの快挙。喜びも、ひとしおです。
ここは何かポジティブなことを・・・・・・と、思ったのですが。
前者にはうっすら後悔が、後者にはうっすら不安があります。
こうすればよかった、という、じつは思うわりには答えのない後悔と、
これからやっていけるんだろうか、という、見えない不安です。
けれど、そのときの自分を信じて、進むしかないと、今は思います。
個人的には後悔と不安から学んで、今があるのですから。
25年度。
ひとまず「口に合わない望みは食えない。」は、4月までに完結予定です。
じつは当初の終わり方と大幅に異なる展開をしているのですが。
そういう意味では本当に未知数。登理たちに、どんな結末を用意できるのか。
いいえ、それはもう、彼女たちが知っていることなのでしょう。
「りん。」、琴音も随分と成長してくれました。りんもですね。
これから、彼女にはまた違った出会いが待っています。
彼女はよく、「フツー」を考えて、外れ値のような自分を気にしていますよね。
けれど、脆く大人しい彼女には「フツー」以上の何かが、本人の気づかないところで育っている。そう思っています。
同様に、読み手である皆様に支えられて、彼女たちの物語を追いかける力を、筆者としていただきました。
1カ月、あるいは3か月も、まったく何も書かない時期もあったりと、浮き沈みが激しいのに、結果的にここまでこれたのは、皆様のおかげです。
皆様にあてた、絵葉書に筆をとったような気持ちの近況ノートになりました。
今後とも、温かく見守ってくださり、どうか贔屓なく公正なお気持ちで、拙作に触れていただければと思います。
本当に、ありがとうございます。