セカイ系とはーー
きみと僕の関係性の問題が、「世界の危機」「この世の終わり」といった抽象的な大問題と直結する作品群。
総合小説とはーー
様々な人物が出てきて、それぞれの物語を持ち寄り、それが複合的に絡み合って新しい価値観が生まれる小説。
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私はいま長編小説をしゃかりきになって書いています。
別にそれが、セカイ系だとか、総合小説であるというわけではないんです。
ただ、書き始めたときは、きみ/僕/セカイ、といったことをなんとなく考えていたのに、9万字まで書き進めてみたら、いつの間にか一人称で語る登場人物が7人になっていて、ずいぶん最初のイメージとちがってしまったなあ、と思っているだけなのです。
セカイ系から総合小説へ、なんてキャッチフレーズをふと思いついて、近況ノートに記しておきたかっただけ。自分の小説はそんなご立派なものではなく、ただの行き当たりばったりです。
いちおうクライマックスまで書き、隠れていたラスボスが出現した局面まで進みました。
ちゃんと結末まで書ければ良いのですが。
いまだ完結のイメージがありません。
今後も書く内容と文章が湧くことを祈っています。湧かなければ終わりです。
多くの長編ライターが、プロットを立ててから本文に取りかかるのでしょうね。
私は書きながら考えるタイプのようです。
非効率的で、失敗したときのダメージが大きいです。
以前は書けるだけでしあわせと言いましたが、ここまで書いたら完結させたいという欲が出てきました。
無心で楽しく書いていた前半が懐かしい。
苦痛の終盤に入っています。