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恋愛ラノベを終わらせない仕組み

 シンプルな三角関係の恋愛長編を書きました。
 三角関係はある辺の恋が成就すると終わってしまいます。
 私の小説は終わってよいのですが、多くのライトノベルはシリーズ化することを目指して書かれます。ラブコメには終わらせない仕組みが必要なのです。

 最近読んだ鏡遊先生の『女友達は頼めば意外とヤらせてくれる』は、ふつうは恋人になってヤることを女友達がヤらせてくれます。この小説にあるのは友情で、はなから恋愛関係は存在しません。友達ですから、何人いても問題ありません。巻が進むにつれて、女友達は増え、物語は終わりません。

 雨宮和希先生の『灰原くんの強くて青春ニューゲーム』は最初から複数のヒロインが存在し、主人公の恋はなかなか成就しません。巻が進んでメインヒロインと結ばれるのですが、実は本当に好きな人は別のヒロインだったという展開で、このラノベも終わりません。

 雨森たきび先生の『負けヒロインが多すぎる!』はヒロインが失恋したところから物語がスタートします。主人公と負けヒロインたちの友達以上恋人未満の関係が描かれていき、やはり終わりません。

 恋愛ラノベのキモは終わらせない仕組みづくりであり、むずかしいのは読者を飽きさせない展開を書きつづけるところだと思います。

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