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『日和ちゃんのお願いは絶対』2・3巻

 令和のセカイ系のつづきを読んでいます。
『最終兵器彼女』も『イリヤの空 UFOの夏』も読んだけれど、記憶があまり残っていません。あいまいな印象で以下を書きます(すみません)。

『お願い』はかつてのセカイ系とややちがいます。
 きみとぼく、そしてセカイだけでなく、その中間にある「社会」が書かれています。
 それによって社会が崩壊していく過程が割と具体的にわかります。

 日和ちゃんが属する組織「天命評議会」。
 それを描写することにより、彼女の切々とした悩みが理解できてしまう。
 無力な男子高生、深春くんと日和ちゃんの心理を両方描くことによって、恋とセカイがどちらも壊れていく悲しみが深く伝わってきます。

 3巻は日和ちゃんの決断が秀逸な傑作だと思います。
 戦争、気候危機、食糧危機、疫病危機。21世紀にはさらなる苦難が待っているのかもしれません。
 SFがやるべきことをセカイ系が描いている! 

※イラストの背景が尾道の写真です。とても素晴らしく、一見の価値があります。  

4件のコメント

  • おはようございます!
    イリヤの空!懐かしいですね。確かアニメもやってましたね。見てませんが。

    わたしは、ラノベで一番気に入っているのは、死神のバラッドです。
  • 死神のバラッドは残念ながら未読です。

    ラノベには純文学の名作に匹敵する深い作品があって、感動することがありますね。
  • こんにちわ!昨日で、ゆるキャンが終わってしまいました(泣)

    先週と今週は風景の絵が抜群に綺麗でした!

    しかし、カエル肉は自主規制されるほどグロテスクなのでしょうか?みんなは唐揚げで食べていたけど😆
  • ゆるキャンよかったですね。
    お話もキャラも背景も。
    私は吊り橋回が特に心に残りました。

    カエル肉は苦手な方に配慮したのではないでしょうか。
    私は一度食べたことがあります。
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