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『少女事案』

『わたし、二番目の彼女でいいから。』の西条陽先生の新作を読み始めました。
 エロさに惑わされますが、本質はそこじゃない。まごうことなき傑作……だと思います。
 その面白さは西尾維新先生の『化物語シリーズ』の初期に匹敵。

 西先生は天才ですね。
 キャラの造形の鮮やかさ、ユニークでユーモアあふれる会話文、ミステリアスなストーリー、そして現在形でたたみかけてくる文体。

 最初はエロで売っている作家かと思いましたが、そうではありません。ものすごい力量です。
 エロだって書くのはむずかしい。キャラが立っているからこそエロさも引き立つ。
 あの村上春樹先生もえっちなシーンを書き、それが上手です。西先生のエロは春樹先生に匹敵……言い過ぎだとは思いません。

『少女事案』はまだ読みかけなのですが、あまりに面白いので、近況ノートしてしまいました。

 作者の言葉の引用→『少女地獄、推定少女、少女不十分、そして少女事案。つまりはそういうことなんです。』

 少女地獄は夢野久作先生、推定少女は桜庭一樹先生、少女不十分は西尾維新先生です。   

6件のコメント

  • おはようございます。
    そんなに少女と名前がつくタイトルがあるんですね。

    次に来るとしたら少女判決かな?
  • 少女判決っていいタイトルですね。
    もっちゃん様が書くのもありなのでは?
  • いえいえ💦そんな、恐れ多いです。
  • 少女なんとかっていうタイトル、なかなかいいですよね。
    でも夢野久作先生、桜庭一樹先生、西尾維新先生はビッグネーム。
    確かに恐れ多いかも……。
  • こんばんは。
    そう言えば、hj文庫のコンテスト二次選考発表があったのですね。

    探してみたら、みらいつりびと様のお名前がなかったです😭

    やはりコンテストは厳しい戦いですね。
  • 落ちました。
    選ばれるものは少なく、落ちるものは多い。
    きびしいですね。
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