昨日は故郷の祭りに行ってきました。長々と車を運転しまして。
上野天神祭
私も夫も、子供達に『だんじり』や『鬼行列』を見せてやりたかったんです。
上野天神祭は、三日間の大きなお祭りで、国指定重要無形民俗文化財・ユネスコ無形文化遺産に登録されています。
私が小学生の頃は、本祭の日は学校が休校になり、中学生になると、数人のクラスメイトがだんじりや鬼行列にかりだされる為に授業を欠席するほどの大きなお祭でした。
今はどうなのかな? ちょっと分りませんが。
高く鳴るホラ貝の音。全身に響いてくる太鼓の振動。金棒を引きずりながら、擦り足で前を通り過ぎて行く鬼の姿をした人々は、人であって人でないようで。人だと分っているのに何故か神々しく。鬼や行者の手を取っている面を被っていない人達でさえ尊く見えました。
普段は、その辺を歩いているただのオッちゃんや兄ちゃんなんですけどね。
子供の頃は、鬼行列が怖くて怖くて。でも見たくて、大人の陰に隠れながら顔を出して見物していました。
でも、そういう子の所に、鬼は寄っていくんです。ザンバラ髪の下にある、煤けた鬼の面がね、ぬうっ! って来るんですよ。
今でもあれをやられると「うわ! こっち来んな!」ってなります。
勿論子供達はギャン泣きです。鬼行列が来ると、周囲は阿鼻叫喚です。でも、それが歓迎されるんです。その日その場所では。多分、獅子舞に頭かじってもらうのと同じ感覚です。
だんじりは、とても華やかで素敵。町ごとにお囃子が違うんです。
三日目の本祭りでは、鬼行列の後にだんじりが来るんですが、お囃子が聞こえるとホッとします。
鬼終わった~! って(笑)
だんじりの上で笛や三味線や、ちんちこちんちこと鐘を鳴らしている人達は、今でも特別に見えました。
ここ数年、コロナで祭り自体中止になったりしてましたから。何年かぶりに鬼行列を見て、だんじりを見て、ちょっと涙が出そうになりました(笑)
息子は楽しんでました。鬼行列でトラウマを作るどころか、最前列で鬼に手を振るしまつ。だからかな。あまり近寄っては頂けませんでした。大体あの方々は、怖がって顔を伏せている子供の所に行くので。
来年は本祭りに連れていってやろうと思います。
何故って、私が見たいから。
今年は菅原道真公に、子供達が無事大きくなったお礼と、これからの健康と、それから私の小説の書籍化が決まりますようにとお願いしてまいりましたが、来年は、書籍化決定のお礼を言いたいものです。
一緒に来てくれた妹は、菊花賞であたりますようにと、馬の神様に手を合わせていましたね。先程、見事にスッたと報告が来ましたが。まあ、小銭なんで大した痛手にはならんでしょう。
そんな理由で、昨日投稿できなかった日本ファンタジーノベル大賞落選作『新・砂漠の賢者』
https://kakuyomu.jp/works/16817330665652858008は、本日からの投稿となりました。
すみません、忙しいのは仕事ではなく遊びでした!
今日から、ほぼ毎日投稿させていただきます。
宜しくお願い致します。
冷静になって本作を読みなおすと、「ああ、やっぱりこれは商業向けには遠いな」と感じました。編集者が通す作品ではないです。
足りないものは、大体見えてきました。
もしかしたら、一から書き直さないといけないかな~、と考えています。
本作を受賞まで持っていくには知識も技術も、全然足りてないけど。
修行しているつもりで、一歩一歩頑張ります。
追記:
日本ファンタジーノベル大賞への応募に伴い閉鎖していた『旧・カエムワセト』も再公開し、完結済みに戻しました。(せっかく頂戴したコメントやレビューを無駄にしたくなく……。すみません)
ややこしくて申し訳ありませんが、お読み下さる際には、どうかお間違えのないよう、お願い申しあげます。
『旧・カエムワセト』と『新・砂漠の賢者』は大筋は同じですが、細部は異なっておりますので、入り間違えたら混乱すること間違いなしです(笑)