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「ひとり1つの最高傑作」へのコメントはこちらへ & 次回の開催について

 「ひとり1つの最高傑作」企画へ参加してくださっている方、ありがとうございます。

 できる限り私自身で読んで、レビューが書けるものに関しては書かせていただいております。レビューに対しての返信などもいただいており、大変うれしく思います。
 「ひとり1つの最高傑作」企画について、要望や意見、私のレビューに対してのコメントはこちらにしていただければと思います。事前にこの場を作っておけばよかったのですが、そこまで考えが至りませんでした。申し訳ない。

 レビューはできるだけ書かせていただいておりますが、時にどう私の気持ちを表現していいのか分からなくなる作品に出会います。下手にレビューすると、作者の方の失礼になるかもしれないと思い、あえて書かない場合がありますことを、了承いただきたいと思います。
 また、私自身の時間的都合から、基本的には短いものを優先して読ませていただいております。一万字を超えるものについては読むのが後になってしまうことをお詫びします。




 ここからは、今回の企画に関しての所見です。

 最近、というよりちょっと前からですが、ネット小説では異世界転生だとか、とりあえずハーレムだとか、とかくライトノベル寄りなものばかりが主流だと言われており、それもまた事実だと考えています。
 しかし今回ご参加いただいた方々の作品は、先の異世界転生を皮肉ってみたり、ファンタジーにひとひねり加えたり、独特な発想のサイコだったり、ジャンル分けなど無粋なほど、自由に書かれたものばかりです。

 正直に言えば、私はもちろんのこと、ご参加いただいた方々のほとんどは素人だと思います。少し前まで私は、素人小説を読むくらいなら、国内外の文豪の作品を読んだ方がずっと価値があると思っていました。
 ある意味でそれは、真実だともいまだ考えています。ですが、それぞれの文豪たち、ベストセラー作家たちと、私たちの発想に、それほど大きな違いがあるのだろうかと最近思います。
 当然文章構成や、心情や背景の描写、小説を書く上でほとんどの点で、文豪たちは圧倒的ではありますが、小説の元となる発想や経験については、けして私たちは劣っていないのではないでしょうか。
 私は、自分の発想力の貧弱さを自認せねばならないのではないかという若干の惧れと、多大なる関心を持ってみなさんの作品を読ませていただいております。
 
 ありがとうございます。


 さて、次回の開催についてですが、七月の上旬を予定しています。
 今回試しに二週間で開催してみたのですが、思っていた以上に参加していただいて、私としても読むものがいっぱいで嬉しい悲鳴です。
 とはいえ、それで読まれない参加者の方がいらっしゃっても申し訳ないので、次回からは月の始め1週間で開催しようと思います。

 これからの参加をお考えの方は、まだまだ機会はございますので、ゆっくりと最高傑作を練って頂ければと思います。

10件のコメント

  • 企画に「溜池でもがく」という作品で参加させていただきました
    きじまじんと申します。
    レビューしていただきありがとうございます。

    元々昔に三題噺のお題メーカーを使ってひねり出した作品で、やめたブログの片隅で忘れられていたのですが、
    「ひとり1つの最高傑作」というお題を目にしたときに気付けば選んでいたのがこれでした。
    「書いた当時よっぽど嫌なことがあったんだろうな」と思いつつ、ひたすら暗い語りと「子供のDS取るおっさん」のような馬鹿っぽい要素要素の組み合わせがなんとなく笑えて、嫌いになれない作品です。

    「見てくれ見てくれへんなもん書いてもうてん!」という子供っぽいノリで参加してしまったのですが、少しでも楽しんでいただけたなら幸いです。

    他の参加作品、私も読ませていただいています。
    おもしろい企画を立てていただきありがとうございます。
  •  きじまじん様

     コメントありがとうございます。
     本当に楽しませていただきました。お題をもとにしてあれだけの発想ができるとは、感心させられるばかりです。あの異質で独特な雰囲気はなかなか出せないのではないかと思います。「へんなもん」が大好きなもので。
     企画の方にもご興味を持っていただき、ありがとうございます。
  • オチのある短編集で参加させていただいた、かんらくらんかです。
    笹山ナオさんの自主企画にぜひとも参加したかったのですが、迷っていました。
    大げさなことを言うようで恐縮ですが、自分では全部の短編を最高傑作という覚悟で投稿しているので、どれでも好きなタイトルを読んでいただくことは可能でしょうか。
    ダメなら無視してくださってかまいません。
    よろしくお願いします。
  •  かんらくらんか様

     そういうことでしたらもちろん構いません。
     いえ、むしろ全部の短編を最高傑作と覚悟しているというのは素晴らしいことだと思います。
     いくつか読ませていただくので、もうしばらくお待ちください。
  • 6作も読んでいただいて、シャレの利いた素敵なレビューもありがとうございます。
    笹山ナオさんの掌編も読まさせていただいています。
    今後ともなにかの機会にはよろしくお願いします。
    それでは。
  •  拙作に丁寧なレビューとコメントをいただき、ありがとうございます。とても嬉しゅうございます。『……』の多様は自分でもちと気になっていたので、ぼつぼつ修正していきます。癖ですね。ええ。

     他の作者さんからも要望が出されているようですが、最高傑作という縛りはかなり厳しいですね。今回出展した拙作も、自分ではとても気に入っていますが、あくまでも多種書いている中の一つの切り口として。『最高』という言葉が煽りに入ることで、単作の印象を全てに演繹される恐れがあるってのはちと辛いです。その点だけ、ちょっと気になりました。

     この度は、お読みいただき本当にありがとうございました。また機会があれば、ぜひ参加させて下さい。

     
  • 水円 岳様

     コメントありがとうございます。

     なるほど、たしかに作品一つで他の作品や作者の思想、技術を決めつけられてしまう可能性については否定できません。私は作者の他の小説もざっと目を通してからレビューしていますが、それが他の読者にも当てはまるとは言えません。
     もともと企画タイトルとして「最高傑作」を冠したのも、「私が一番気に入っている」「私が一番面白いと思う」をそれらしく言い表したかったからなのですが、他に妥当な言い方が思いつかず、つまりはノリで決めてしまったようなものです。

     「最高傑作」をどう捉えるのかによっても選ぶ作品は変わります。「Aは最初に書いたやつだから思い入れがあるけど、技術的に上なのは最近書いたBだな」といったふうに。しかし、そこでどちらを選ぶかは、作者様自身に委ねたいと思います。参加自体は気楽にしてほしいので。
     まあ、たとえ遊びや趣味でも、「最高傑作」として紹介してもいいというくらいに気をつけてどの小説も書いてほしいという個人的な願望もありますが。

     ともかく「最高傑作」をどう捉えるかは作者様にお任せするということで、今後の企画に別の視点から「最高傑作」と思うもので参加していただくのは、むしろ是非お願いしたいところでもあります。
     長くなってしまいましたが、貴重なご意見を頂きありがとうございます。
  • この度は、私の自主企画にご参加いただきまして、ありがとうございました。ですが、当初より、「5000字まで」と決めておりましたので、は拝読は致しますが、一番面白かったものにレビューする対象には入れないでおきたいと思います。ご参加ありがとうございました。 82%
  • 企画に「ケンタウリまであと100年」で参加させていただきました山吹です。
    読んでいただき、また丁寧なレビューまでいただいて本当に嬉しかったです!
    SFは本当に浅い知識しかなく、「これちゃんとSFになってんのかな……」と不安に思いながらも投稿いたしました。楽しんでいただいた上に面白切ない映画までご紹介いただき、ありがたい限りです!
    第二回もやられるとのことで、そのバイタリティに敬服です。
    ありがとうございました!
  • 山吹様

    わざわざコメントありがとうございます!
    たくさんの小説を読む中で、忘れてしまうお話も失礼ながら少なくないのですが、貴方の作品はちゃんと覚えております。清涼感に満ちたハッピーな物語、いずれ私もそんなものを書きたいと思うくらい影響されています。
    ありがとうございました。
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