『陽向の異世界推活』完結しましたー!
連載開始(2025年12月)から約8ヶ月間、ともに完走して頂きありがとうございます!!
本作はPVや評価が伸び悩んだ作品ではありますが、その反面、うれしいことが多々起きた作品でもありました。
なんといってもカクヨムコン11の中間選考を突破したこと!紺野史初の快挙です!忘れられません。
そしてギフトも頂きました。本当に思いがけないことで、これまで感想など一度も頂いたことのない方だったので、青天の霹靂でした。あの方のギフトで選考を突破できたのかも?とも思うので、本当に感謝しております。ありがとうございます。
そしてもうひとつ。一番うれしいのが、最終回まで読破してくださった読者さんが10名近くいらっしゃることです!
これは本当にうれしい!過去作は6名ほどだったのですよ。しかもほとんどの方が更新直後に読みにきてくださっている。毎日ですよ?8ヶ月も!朝ドラもびっくりの長期間!
私はこのことがなによりもうれしいです。中間選考突破とどっちがうれしい?って聞かれたら、こっちに傾くくらい。やっぱり読んでもらえることがなによりの力になるんです。
それに、中間選考を突破できたのも読者さんのお蔭ですから!ありがとうございます!!
さて、皆さんは『陽向の異世界推活戦記』の冒頭を覚えていらっしゃいますでしょうか。
ゲーム『天陽の巫女』の中で悪役令嬢、四葩はどのような最期を遂げたか。
【03 相棒はラスボス?】にこのように記されております。
挙句に日向に斬られて死亡エンドだ。
これ、本作のラストとほぼ同じじゃないですか?
四葩はこれまで散々シナリオを変えようと、ハッピーエンドを目指そうと奮闘してきたのに、変わってないんですよ。
実は私も、ゲームと同じ結末にしようって意図して書いてたわけじゃないんです。四葩といっしょにハッピーエンドにしようって思って、ずっと書いてきました。
でもふたを開けてみればこれで……。さすがに運命の修整力を感じずにはいられません。
四葩が日向に斬られるシーンの話タイトルは、
運命は――
です。私はこのあとにこうつづくと思っています。
運命は――変えられない?
だから私は本作はバッドエンドだと思ってます。
ですがハッピーエンドの申し子、ハッピーから生まれハッピーに育てられたこの紺野にぬかりはありません!希望や救いはちゃんとまいてきました。
それらを後日談で回収しておりますよ!
後日談の告知は文末でさせて頂きますね。
次に『陽向の異世界推活戦記』で書きたかったことをちょっとお話させてください。
いろいろあります。
まず和風ものを書いてみたかった。
日本人ならば一度は書いておきたいとずっと思っていました。自分のアイデンティティと向き合うという感じで。
ふわっとですが、花散里は平安時代、篠突雨池と星降丘は戦国時代、逢魔ヶ谷は江戸時代のイメージで書きました。これらを書くためには、当然いろんなことを調べる必要があります。ファンタジーとはいえ、あくまでゲーム世界とはいえ、きちんと本物の時代を踏まえる必要はあります。
それが少し……不安要素でした。
というのも私は一回、現代ものを書こうとして道程を組んでいるうちに潮の流れまで調べることになり、疲れてしまった経験があります(笑)
その時は心底思いました。「ファンタジーなら自分のさじ加減でどうとでもなるのになあ」と。
現代ものとファンタジーものの違いを痛感した瞬間です。
そして本作でもこれが起きないか、調べ物に疲れてしまわないかと、不安だったんですが、そんなことはなかったです。
江戸時代以前の物事は、私にとって半ファンタジーのように感じるのでしょう。終始楽しく調べ物ができました。
なのでまた和風ものに挑戦してみたいです(笑)
もうひとつ書きたかったことは、名もなき人々が戦う姿です。
主人公でもなく、神使のように特別な力もない、だけど武器を取って立ち向かう名前も知らない人々の姿に、弱いんです。捨て駒って意味じゃないですよ。むしろそういう演出は嫌い。ヒーローの肉壁になって死ぬとか。
その逆です。ヒーローのピンチを救う群衆です。
戦う群衆を書きたくて、どうにか彼らを活躍させたくて、主人公・四葩の能力や戦術を組み立てていました。
結界、里や世界規模の戦争という大きなシーンを扱うことになり、四苦八苦しましたが(笑)
うまく扱えていたかどうかというと、まだまだですかねえ。四葩が飛行能力を得て、眷属通信が使えるようになってからは、よかったと思います。
今後のいい経験になりました。挑戦してみてよかったです。
あとは四葩と麗の熱い友情です。
のちの裏切りや和解のために、冒頭でじっくり関係性を書いたのですが、うーん。正解だったかわかりません。もうちょっと焦点を絞れたらよかったですかねえ。日向やら優月やら嵐やらこよりやら、書き過ぎたかしら。
関係性重視勢でして、ひとり1エピソード用意したくなるバカです。それで『アッシュ』がかさばってしまったので、今回メインは4人に減らしたんですよ。
んんっ、まだまだ!精進します!
長くなってきましたので、『陽向の異世界推活戦記』後日談の告知をして、終わりたいと思います。
後日談は近況ノートにて公開します。
タイトルや日程は以下の通りに。
陽向の異世界推活戦記 後日談SS
『約束なんかいらない』全4話
8月7日(金)〜10日(日) 21時05分 毎日1話投稿
※8月24日までは全体公開。
以降は限定公開に変更させて頂きます。
四葩と優月が眠りから覚めるところからはじまります。眷属たちとのわちゃわちゃを挟みつつ、今度こそハッピーエンドを目指しました!
本編の結末に不完全燃焼だった方、そうじゃない方も、どうぞ楽しんでいってください!お待ちしております!
最後に、『陽向の異世界推活戦記』をお読みくださり、本当にありがとうございます。そして、あとがきまで読んで頂いたこと、とてもうれしいです。読者の皆さまのお蔭で、私は書きつづけることができます。
応援、ちゃんと届いてます。ハート、PV、毎日しっかり確認してます。
本当に本当に、ありがとうございます!!