更新、不定期にしますって言ったとたんに更新頻度が上がるこの現象、あるあるですね(?)
不定期ってつまり、めっちゃ更新することもあるよって言えますよね。
えへ(灬º‿º灬)
篠突雨池編を読んでいたら語りたくなってしまったんです。よかったらお付き合いください。
ですがその前に注意事項。
※4章〜5章のネタバレを含みます。
※作者の解釈は絶対の正解ではありません。
※解釈は十人十色あって当然のものです。
※ストーリーに関する解釈はすべて、一意見として受けとめてください。
ご了承頂いた上で読んでくださいね。
では進めます!
●篠突雨池の里内シーン
記憶を失っている里人について、読者さんからも「苦しみながら飲まれていくよりも、ある意味残酷ですね……」と感想を頂戴しました。
この残酷さは、私がこの章で表現したかったもののひとつです。
私は「忘れる」という行為に、子どもの頃から一種の嫌悪を抱いていました。単純に約束などを破られることが一番嫌いだったんです。
そして大人になり、介護施設で認知症の利用者さんたちを目の当たりにしてからは、この世で最もおぞましいことじゃないかと思うようになりました。
「忘れる」は「心を亡くす」と書くように、「人が死ぬ時は忘れられた時だ」と名言があるように、忘れるって人を殺すんですよね。
忘れられたほうも、忘れたほうも、自分が自分でなくなってしまう。忘れる度にひとつのアイディンティティを失っていく。自分という認識が切り取られていくんですよ、この世から。
認知されなかったら、生きてるのか死んでるのかわかんないですもんね。
忘れるって日常によくあることですし、簡単なことですし、たいていはそこに悪意なんてなくて、意味も理由も壮大なドラマもない。
コロッと、起こるんです。
コロッと、殺されるんです。
こんなに無邪気で呆気ない殺人はないでしょう。
その“軽さ”が余計に恐怖で、残忍だと感じるんだと思います。
だから約束は守りましょ〜なんて言いたいわけではなく。私は私が持つ、忘却に対する残酷さと恐怖を描いたまでです。
それをどう受けとるかは、本当にみなさん次第なんです。
でも共感してもらえてうれしかったな。
●日向と四葩の雨の竹林シーン
こちらは本当に何度も書き直したんだよ、ってことを言いたいだけです(笑)
5章を書いている最中も何度も再考しましたし、物語終盤までそれを引きずって、結局また書き直すくらい手を入れたシーンです。
主に四葩の振る舞いとか、情報をどこまで開示するかとか、情景描写に苦心しました。
四葩は最初ちゃんと、しゅーんとしてたんですよ。でも違う。こういう時こそ大丈夫!大丈夫!って笑う子だと、私もまだ四葩への理解が浅くて、変更することになりました。
今回は嵐が一番わかりやすくて、四葩が一番わかりにくかったように思います。
なんといいますか、四葩は現代の日本人でもありますので、どうしても私(作者)の影がチラチラ見切れてくるんですよ。ほんっと邪魔でした、私!四葩から私を取り除くのに苦戦したわけです。
アッシュみたいにファンタジーの現地人のほうが、一歩引いて見れるので掴みやすいように思います。
それから情景描写に力を入れたシーンでもあります。とにかく不思議で、意味はわからないけど幻想的。それくらいを狙いました。
雨、竹林、動物、龍脈の青。私の美しいと思うものをちりばめています。それをバーンッと出したかったので、日向視点です。
美しい、ってこの瞬間に日向は、四葩への思いを自覚したんですよね。そういう意味でもこちらのシーンは重要です。
だから印象的にしたかったんだろうな。
作品の裏話は以上です。
そして最後になりましたが、『陽向の異世界推活戦記』にギフトを頂きました!
Xで先んじてお礼を述べましたが、こちらで改めて言わせてください。お名前を呼ばせて頂きます。
西浦陽毬様、貴重なギフトを頂きありがとうございます!大変光栄でうれしくて、今もふわふわしております。
これを励みに、今後も精進してまいります。本当にありがとうございます!