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毎度お馴染み落選のお知らせです( ;∀;)

いつもお読み頂き、誠にありがとうございます。

先ずはカクコン9におきまして、拙作を応援して頂きました皆様全員に、不甲斐ない結果しか出せない事、深く、深く、お詫び申し上げます。

この情けない事態を真摯にかつ重く考えさせて頂きました結果、深い反省の意を込め半年程執筆を辞し、自らの愚かさを見つめる為に謹慎しようかと検討しております。あっ、もちろん嘘です(笑)。

以下、私見です。

ご不快になられる可能性もございますので、覚悟の有る方のみお進み頂き、それ以外の方はブラバされて下さいませ( ;∀;)






~虹を見たければ雨のあとに~


「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。」

 僕は村上春樹著「風の歌を聴け」の冒頭を思いだした。それはカクコン9の結果発表が成された後に奇妙な感覚を覚えたからだ。いつも感じるこの奇妙な感覚。その感覚がどういった類のものかは、もちろん僕には正確にここに書き記す事は出来ないけど、その感覚から導き出した結論だけは伝える事が出来る。
 
 僕はコンテストや公募というものは、

『見ず知らずの女の子に「付き合って下さい」と告白する様なものだ』

 そう結論した。

 この一年半の間カクヨムに来てコンテストに応募する度に落選していた。そして同じく多くのフォロワーの皆様が結果発表に対し様々な想いを綴っている。僕は自分が味わう奇妙な感覚をなるべくシンプルに「悲しい」で終わらせ、単に実力不足だと常に考えていたが、正しくはどうも違う気がした。

 作家としての技量とは様々な形態がある。それらは例えるなら100メートル走の様にタイムという厳正な審判により決められるものではない。だけどコンテストや公募というモノには必ず受賞者という勝利者があり、落選すれば敗者としてその小説を否定される。

 そこで挫折し書くことを諦めようか悩んでいる人がいた場合、僕は結果を悔いるよりも、正しく悩むべき場所のベクトルをしっかり捉えているかどうかの方が大事だと思う。

 僕らは個人として小説を書く場合、「書けるモノ」というのはとても限られている。作品によりテーマを変える事は出来ても、表現できるエリアは著しく限られてしまうからだ。僕は小説を書く場合、そのエリアを広げる事はとても難しいので、その深度を大切に考えている。

 深度とは難解といういう意味じゃない。難解というのはテクニックの一環であって、決して深度とは違う。僕は僕という存在を色濃くするのが深度を深める事だと考えている。そうして井戸を掘るみたいに深さを増し、水が湧いて出れば喜ぶし、その水が枯れてしまえばさらに次の水が湧くまで深く掘る。そう言った作業を繰り返しているだけだ。

 僕は多くの人間が小説を書くと言う事は、そう言うモノだと思っている。

 そうして書かれたモノをコンテストや公募に出して落選するという事は、自分を否定された様な気がしてしまうかもしれないけど、果たして本当にそうだろうか? 僕は落選する度に「何か違う」という奇妙な感覚に襲われていたので、今回は少し考えてみた。

 結論として『見ず知らずの女の子に「付き合って下さい」と告白しフラれただけにすぎない』、そういう答えに辿り着いた。

 フラれた切なさは残るけれど、それは恋愛で考えれば「良く知らない人」にフラれただけだから、大したショックじゃない。僕はほとんどのコンテストをよく知らないままに取り敢えず参加する。唯一「こうじゃないかな?」と考えたのは「賢いヒロインコンテスト」だけ。

 それは言うなれば、僕が「こうすれば女の子ににモテる」と頑張って準備して合コンに出かけて見事に相手にされなかった様なもので、「外したかぁ」と落ち込むのと同じだ。それでも結局は相手の事を良く知らないので、ちょっと自分が恥ずかしいなと反省したくらいだ。

 僕はカクヨムで自称恋愛作家などと言っているから、恋愛という観点で考えるなら、「カクコン9さん」という女の子がすごく可愛いと評判なので、思い切ってラブレターを書いたけど、あっさりふられちゃったというだけだ。

 一般の公募などにしても結局僕らが「彼女」に対して知り得る情報というのは、「たくましい男が好きらしい」とか「頭脳派、もしくは企んでる系が好きみたい」とか、「爽やかなイケメンが好みだ」とか、そういう噂話だけだ。

 決して幼馴染でもなければ、クラスでいい感じに仲良くなってもないし、誰かに紹介して貰った覚えもなければ、お互いがずっと意識していた事もない。

 カテエラーだからとか、分析不足だからとか、の理由も存在はするけれど、それらは自己分析の粋を出る事はなく、その年のレーベルの意向や目論見などの内部情報までを伺い知る事は出来ない。

 結局の所、コンテストさんや公募さんという、口もきいた事のない異性に思い切って告白して運よくつきあえるかどうかの話しであり、相手も見ず知らずの中から限られた情報で、付き合う人を迷いながら探さなければいけない。

 そういう不確かな間柄だから、こちらとしては「告白」に失敗したからと言って、「才能がない、もう駄目だ」なんて考えるのは全く無意味だと僕は思っている。

 こういう事を書いても、異論であり負け惜しみとか思われるかも知れないけど、僕は落選する度に「悔しい」とか「悲しい」とかの前に、純粋に「何か違う」と感じていた。そうして自分の中にある「何か」を今更ながらに知るべきだと思った。

 今、僕は諸事情により少し小説を書く事から遠ざかっているけど、再開出来る様になってからは、カクヨムだけでなく世の公募などにも応募をしていこうと考えている。だからメンタルクラッシュしない様に、今回はいいきっかけだから少し考えてみようと思った。

 僕は自分の書くモノにまだ自信はないけれど、少しづつは良くなっている気がしている。だから、そのうち素敵な女の子に一目ぼれされて、幸せに付き合えるんじゃないかな、と期待してたりする(笑)。

     2024,5,28 福山典雅( ;∀;)

34件のコメント

  • いやほんとそれ^_^

    私も今なかなか書けなくなってますが、自分の深度を深く掘り進める時期もきっといるんだろうなと思ってます\(^o^)/
  • 『見ず知らずの女の子に「付き合って下さい」と告白する様なものだ』
    これは結構上手い表現だと思いました。
    実際、じゃあ落選した作品と比して劣ってるかと言われれば、それは違うと言い切れるでしょう。

    誰にとっても名文といえるものは仰るようにないし、また、誰にとっても面白いといえるものも、そしてよほどの場合を除いて誰にとっても面白くないと言い切れるものも、多分ないと思います。

    コンテストは基本『売れる』本を探すためのコンテスト。
    時流や流行なども重要な要素でしょう。
    合わなければ受賞なんてないし、しなかったからと言って自作が否定されたと思うのは絶対違うと思います。
    極論、明治の文豪の作品のテイストで出されたって、カクヨムコンでは絶対受賞はないでしょうし(笑)

    それよりは、一人でも読んでくれる人がいれば、少なくともその人にとっては価値がある作品になってるんだと思います。

    とりあえず私は好きなように書くっ(笑)
  • 「結論として『見ず知らずの女の子に「付き合って下さい」と告白しフラれただけにすぎない』、そういう答えに辿り着いた。」
    共感します! うまく言えないですが……。コンテストに落選したからって、自分を全否定されたわけじゃないですよね。
    月並みな言葉しか言えなくてごめんなさい。(;´Д`)
  • いい考えですなー
    自分も元々コンテストなんか興味なかったし、偶々やってたら下手したらその賞の基準にあってなくても応募しちゃうますしね
    (カクヨムは応募する賞にチェック入れるだけなんで余計に)

    ま、その女の子と付き合えれば割の良い? 仕事紹介して貰えるかもな所は惜しいですが^p^

    ま、これからも悔しいと思いつつも応募していくでしょうし、今後はおみくじ感覚で参加してもいいと思うますよ^p^
  • 素敵な例えです!

    わたくしも、「いつか王子さまが……」って夢見ていいですか?  (*´∀`*)
    「永遠のじゅうよんさい」より。
  • 名文ですね。

    心に刻みました。
  • ウオオンッ、お疲れ様でしたっ。私も今回、ダメでした~!(いえ近況ノートで知っておられると思うのですが、一応ッ……!)
    とはいえ私としては、それでも「アイトハ」めっちゃ推し続けたい……いえ、他の中間通過作品も素晴らしかったので、全部推しなのですがっ。

    ……というか、近況ノートまで詩的で面白くて、分析力にまで優れているとはっ……。
    コンテストは『見ず知らずの女の子に「付き合って下さい」と告白する様なもの』……確かに! 金言、胸に刻み付けますっ……!

    いつか、素敵なお相手のお眼鏡に適うように……私も一緒に頑張っていけたら、嬉しいです……!
    ウオーッ🔥ฅ(TωT*ฅ)🔥ファイアー!

    P.S.ふとカクヨムコン9参加作品・約3万ほどと考えると、3万の兵(つわもの)からアプローチを受ける、すごいモテモテだっ……(震え声)とか頭をよぎりました……★
    (カクヨムコンはスーパーヒロイン……!?)
  • こんばんは、福山さん| ˙꒳​˙)/!

    私も振られましたよ~今回も。視線も寄越してもらえずに。うわーん!
    私の良さを分かってくれて、胸に飛び込んできてくれるヒロインを想像して泣けました。君はどこにいるんだい…

    近況ノートではつい強がる私ですが、ちょっと救われました。ありがとうございます!
  • 良い例えですね。

    自分はどちらかと言うと、アイドルのオーディションに近い感じがしました。
    中間審査では多くの人による美人度、人気度が評価される、つまりいかに大勢に読まれているかがまず問われる。

    最終審査ではアイドル事務所による「売れっ子になれるか」が求められる。つまり本にして「売れるか」が問われる。
    そんなイメージでした。

    中間すら通らなかった自分の作品はそもそも世間から見て不細工だったのでしょう(当たり前だw
    最終審査まで生き残った福山様や他の皆様の作品は間違いなく美男美女でございます、どうか自信を持って下さいませ。
  • UD様、いらっしゃいませ(^^)/

    そうなんです。書くと言う行為は訓練すれば、あらゆる表現を自在に使いこなせるなんて豪気な世界でなく、本当に少しだけしかない自分の世界の話だと私は思ってます。UD様もお忙しいみたいですが、お互いに頑張りましょう( ;∀;)
  • 上手いたとえですね。なんだか救われた気持ちがするのは、私だけではないと思います。福山さまには皆んなの気持ちを代弁してくださるように前面に立ち、牽引する力強さを感じさせ、共感させるための感性を感じざるを得ません。カクヨムコンがすべてではありませんね。確かにその通りです。また別の形で挑戦する勇気をくれた福山さまに感謝いたします。ありがとうございました。
  • 和泉将樹@猫部様、いらっしゃいませ(^^)/

    お褒め頂き恐縮です。実際に作品の評価って優劣じゃないと思ってます。勿論最低限の優劣(そもそも小説であるかどうか)は別にして、基本的なラインさえ越えている筆者ならば、誰にでもチャンスはあると思うんです。

    出版されると言う事はその前に手直しが入ります。だから基本的な文章能力さえ備わっている条件さえクリアしておけば。編集側がプロ目線でおかしい所は出版前にガンガン校正すれば済みます。さらに内容面も下手をすれば変わるものだと思っています。

    そこには作品の優劣で選ばれたのではなく、仰る通り時流やそれに加えて今後の目論見(そのレーベルが開拓したい読者層とか)などがあると思うのです。受賞者とはそのセンスと感性がレーベルの「好み」にドンピシャな方だと言えると思います。

    例えば仰る明治の文豪テイストを越えて明治の文豪がそのまま出しても受賞できるかどうか疑問ですし、さらに昨年の受賞作をもう一度出して受賞するかどうかも疑問ですし、他のレーベルで受賞した作品をだしても受賞できるかどうかも疑問です。その理由は「今年の指針」があると思います。ゆえに優劣以外のファクターが大きいと判断されます。

    やっぱり誰かに読んで貰いたいからカクヨムに来ているわけだし、コンテストだけが全てじゃないんです。好きにカク、それがいいと思います。そして和泉将樹@猫部様の物語、めっちゃ面白いです( ;∀;)
  • やってる?⁝(ᵒ̴̶̷᷄൧̑ ᵒ̴̶̷᷅ )⁝ノレンペラリ

    カクヨムコン、お疲れ様でございました!
    ホントそうですねえ(*´ェ`*)
    だって私が拝読させていただいた作品はどれもすべて面白かったですし、今回受賞した作品と比べても決して劣っているなんて思いませんもの。
    あくまでカクヨムちゃんの好みだった、ただそれだけのこと。
    私も典雅さんのお言葉を受けて、一層自分自身を追求し、磨き、深化して進化するのです⁝(ᵒ̴̶̷᷄൧̑ ᵒ̴̶̷᷅ )⁝ウオォォォ
    というわけでおっちゃん、いつもの!⁝(ᵒ̴̶̷᷄൧̑ ᵒ̴̶̷᷅ )⁝
  • さすが典雅さんです。分かり易い例えに共感し救われます。
    どうしてもカクヨムオンリーだとがっくりしがちですが、コンテストは他にも無数に存在してますから広い視野が必要ですよね。
    とはいえ書式が違うコンテストとか面倒なので今後もカクヨム経由路線になってしまいそうですが(笑)
    今後も読者を大切にコツコツ楽しんで書いていきましょう。

  • 加須 千花様、いらっしゃいませ(^^)/

    はい、絶対に全否定されたわけではありません。今年のカクコン9太郎に見る目がなかっただけです。僕は自分の小説を本当の意味で否定できるのは、自分だけだと思っています。だって書いた人だから(笑)。

    現実社会でも自分の事を完璧に理解し評価してくれる人間なんていません。ある程度の誤解や買い被りも存在して、信頼とかが構築されているのが真実です。小説の世界も同じです。否定や評価を受けても、それは決して100%ではありません。

    自分を否定出来るのは自分だけです。だから、結果がどうあれ自身の作品が持っている価値が変わる事はありません。後は加須様の持っている世界を深く広げていくだけだと思います。

    共感して頂けて恐縮です。さぁ、つれない男は忘れて次に行きましょう(笑)( ;∀;)
  • あるまんさん、いらっしゃいませ(^^)/

    そうそう、もうね、カクコン9子の好みにあって付き合えたら、そりゃあ色々と優遇されちゃいますし、お仕事貰えるし、いいものです。でも全然知らない人なんで、一か八かの告白ですがな(笑)。

    私はある程度の筆力さえある人なら、受賞作に決して見劣りしない作品ばかりだと思うんです。だから、これは見ず知らずの女の子にフラれたのと同じで、コンテストは一目ぼれ要素だと思うんです。

    フラれても、まぁ、気分を変えて一緒に次に行きましょうぞ( ;∀;)
  • 結音(Yuine)様、いらっしゃいませ(^^)/

    お褒め頂き、恐縮です。

    ええ、いつか必ず白馬の王子様が「結音(Yuine)姫、僕は世界の誰よりも君が欲しいんだ」って言ってくれます。

    あっ、でもなるべくたくさんの舞踏会に出て、たくさんの王子様と知り合うチャンスは作って下さいね。ちなみにカクコン9太郎の弟のカクコン10の介も、兄とは好みが違うかと思います( ;∀;)
  • 知良うらら様、いらっしゃいませ(^^)/

    お褒め頂き、恐縮すると共に、深く感謝です。
    今日の結果を見て、自分の心の中に以前からある違和感を考えてみました。私は受賞作に決して見劣りしない作品が、沢山存在していると思っています( ;∀;)
  • 初美陽一様、いらっしゃいませ(^^)/

    勿体なくもたくさんお褒め頂き、恐縮です(うるうる)。さらに拙作「アイトハ」を推して頂き、すごく嬉しいです、感激です。ちなみにですが、来年も普通に出します(笑)。出しちゃいけないルールはないんで。去年も出したし(笑)。いつか何かが起こったらいいかなと。

    そして、そうなのです。カクコン9子ちゃん、もうめっちゃモテます。ルックスもいいし、お付き合い出来たら名誉もお金も仕事も貰えるし、特典が山盛りなんです。

    でも、彼女の好きなタイプはまるでわかりません(笑)。

    そして来年はその妹のカクコン10美ちゃんが出て来ます。姉に負けず劣らずのかわいい子です。その好みはやはり謎です。

    他にかわいい子が出るコンテストもありますし、少しお好みの情報も出て来ますけど、みんな知っていると結局条件はかわらないという事実です(笑)。

    ですが、一緒に頑張りましょう、私は自分の個性を磨くのみです。どこかで心の優しい女の子が、初美様にも私にもきっと現れるはずです( ;∀;)

  • 保紫 奏杜様、いらっしゃいませ(^^)/

    ねぇ、まったく、冷たいカクコン9太郎さんです。好みじゃないと見向きもしてくれないし、可愛いし人気者なのはわかるけど、もうちょっとこう優しさが欲しいですよね(笑)。どこかのアイドルみたいに受賞者48人くらい作って、カクヨムラノベ48とかで売りだしてくれたらいいのにです。

    僕は結果と作品が本来持っている価値は、必ずしも一致しないと思っています。ですから、保紫様の物語の素晴らしさは、何ら揺るがないと思っています。

    僕の好きな言葉にフェラーリの創始者エンツォ・フェラーリの「この世に完璧なものはない。だから我々は完璧を目指す」というのがあります。だから、僕らに出来る事は、もっと、もっと、自分の世界を掘り下げる事だと思うんです。気がつけば書けるエリアも少しづつ広がると思っています( ;∀;)
  • 三流FLASH職人様、いらっしゃいませ(^^)/

    いやいやいや、三流FLASH職人様の作品は決して他に見劣りするモノでもないし、寧ろ頭一つ抜けている気だってします。

    アイドルって考え方はすごく正しくて、ぶっちゃけて言うと賞を取った作品が全部ベストセラーになる訳でもないのが事実です。きっちり当たり外れがあります。だからコンテストや公募で選ばれる価値観なんて、見ず知らずの女の子に告白するのと同じだし、アイドルを選ぶのと同じでもあります。

    さらにぶっちゃけると本を売る事は目標ではあるけど、目的ではないと私は思っています。基本的に金を動かす事が目的です。酷い言い方になりますが、帯に「〇〇賞受賞」って書いとけば最低限売れます。そして引きの強い表紙絵とタイトルで二段階目の需要が生まれて、プロモーションの仕方で三段階目の需要が生まれます。余程間違わない限り、初版である程度の発行部数が見込めるから、印刷会社に金が回せるわけです。ね、これってアイドルの売り方と同じですよね。

    そこまでしても2巻目からは実力と人気で部数か変わります。プロの編集者の人達でも、常にベストセラーが出せるわけではないです。例えば同じプロでも野球やサッカーだと順位がつきます。ラノベの世界だってみんなプロが選んでいるのに、レーベルで収益が変わります。

    だから、私は自分を好きになってくれる人がいつか現れるといいなぁとただ自分を磨くだけです。三流FLASH職人様にもそういうチャンスは絶対にあるし、少なくとも私は「――時遡(トキサカ)――」の凄さに感動しているのです(まだ読み終えてなくてすいません)( ;∀;)
  • 福山典雅さんのお話、とても好きです。
    恋愛小説がときに好き。
    正座して待っています。にゃ。
  • わかります……

    結局、どこまで分析とかしても不確定要素は消せないんですよね……
    同じ作品が公募Aでは一次落ち、公募Bでは最終まで行く、なんてのもあるらしいですし。

    とはいえその一方で、何回も受賞する人ってのもいて、やっぱり何か共通要素、コツみたいなのはあるんじゃないか?って思ってるんですけど、そういう人たちはとびっきりの美男美女なんですね!

    でも生まれ持った顔が悪いからって恋愛できないとは限らない……
  • 刹那様、いらっしゃいませ(^^)/

    すごくお褒め頂き、なんだか恐縮です(汗)。

    もう、しっかり安心して下さい。すごく語弊のある奢った言い方をすれば、カクコン9の結果が今後のラノベを絶対に左右する事なんかありません(笑)。これは今年のお祭りの結果に過ぎません。カクヨムというコンテンツを作っている側が、今年の好みで選んだ作品です。

    だから、例えば同じ作品が昨年出していたら必ず受賞するという保証もありません。そういうものです。よく公募でAのレーベルの三次にまで進んだ作品が、Bレーベルでは一次すら突破しない、というのとなんら変わりません。

    だから、見ず知らずの女の子の好みと同じなんです。

    結論から言えば、私は落選しようが受賞しようが、結局は自分を磨く事しかする事がないので、やる事は変わらないんです。結果に一喜一憂するベクトルよりも、面白くするベクトルに一喜一憂するだけです。

    刹那様の作品は、確実に新しい息吹がありました。それをさらに研ぎ澄ませるのが正しいと思います。ドラゴンボールだって最初は2巻で終わる予定だったし、ワンピースだってそのドラゴンボールの代わりにジャンプを背負うとは最初は誰もおもってないし、鬼滅の刃だって本来は打ち切り寸前だったのです。でも、どこかで潮流がかわり、物語が研ぎ澄まされて行きました。だから、一緒に頑張って行きましょう( ;∀;)
  • 大入 圭様、いらっしゃいませ(^^)/

    ほいよ、先ずは生ビール( ;∀;)
    いやぁ、お褒めに預かって恐縮だねぇ。あっ、刺身の盛り合わせとやっこでいいかい?

    でね、言う通り他の作品が絶対に劣っているなんてなくて、もうこれはカクコン9子ちゃんの好みとしか言いようがないね。まったく、あの子もどうせなら、二股、三股、3万股とかしてみんなに受賞させてやりゃあいいんだけどね(笑)。

    書き続ける限りは、落選しょうが受賞しようが、結局は自分を磨くだけだからね。そう考えると落ち込む事に意味なんてないし、面白いものを探すだけだしね。さて、唐揚げもあがったよ。急に暑くなったから塩唐揚げで塩分補充だー!( ;∀;)
  • 福山さんのおっしゃるとおり、公募は就活みたいなものと思っています!

    なので、私は今年、いっぱい種をばら撒いてみました( ¨̮ )
    どこから芽がでるのだろうと、ワクワクしています!

    それに種をまきすぎて、そして種をまたせっせとつくっているので、どの公募に落選したのか、どこに応募したのか覚えていませんwww


    きっと、がむしゃらに創作に集中することがメンタル崩壊につながらないのではと思っています。


    あと、カクヨムはやはり文芸…ではないと思います|ω・)و ̑̑༉
  • 八万さん、いらっしゃいませ(^^)/

    お褒め頂き、恐縮です(汗)。
    なんかですね、私もがっくりはきちゃうんですけど「何か違う」って言う違和感を考えたら、こういう結論になりました(笑)。実際そういうものかなと。
    私もカクヨムで書くのがもう普通になっちゃって、自分でワードを使ってドキュメント管理するより使い勝手が遥かにいいですよね。それに応募もチェックだけで済むんでとっても楽です。
    結局、書き続ける限りは自分を磨くだけですし、いつか一目ぼれされるのを楽しみにカクをするだけです。私としては八万さんの書く大夢達の楽しさを、世間に絶対に知ってもらいたいもんです。一緒にコツコツ書いて行きましょうね( ;∀;)
  • 西しまこ様、いらっしゃいませ(^^)/

    きゃー、にゃにゃにゃ、ありがとうございます(照れ)。
    すっ(コーヒーと最近好きなベーグル)。

    恋愛小説、今は諸事情で書いてませんが、いずれ書きますね。
    僕も西さんの書かれる物語、すごく好きです。今はコタくんとくろが楽しいです。あっ、「ねこねこ日記」も「天翔る美しの国」シリーズも好きです。あと他にも……、応援しております( ;∀;)
  • しぎ様、いらっしゃいませ(^^)/

    共感して頂いて嬉しいです。

    私見ですが、公募の結果の差異は基本的にはレーベルカラーと下読みさんの功罪かなと思います。あと応募総数の差もあります。この辺りは多少は傾向と対策で行けると思いますが、やはり時流のファクターがかかるので、編集会議を全部載せろとは言いませんが、レーベル側の要綱ももう少し工夫してもらいたい所です(笑)。

    そして疑問に思われている何回も受賞する人の共通項とコツ、ここにも私見は持っています。しぎさんは壱さんのチャット飲み会仲間なんで、その辺のノリで語弊はありますが私なりの見解をお伝えいたしますね。

    とびきりの美男美女というお言葉は正に正解なんですけど、どんな美男美女かというと、実は文脈に「純文学」が伺える事です。

    意外でしょうか? アンケートはとってはいませんが、私の推論ではレーベルの編集者になる人物というのは、大衆文学やエンターテインメント小説よりも、間違いなく「純文学」好きが多いと思います。

    その「純文学」も明治から昭和の文豪的な世界観に憧れながら、選択するのは現代の「純文学」的な要素です。

    どういう事かと言うと、ラノベの世界は「純文学」と同一線にある作品が多いです。例えば誰もが知る「無職転生」の主人公は見事に「現代純文学」に変換可能です。「転スラ」や「SAO」はエンターテインメント小説です。そして「俺ガイル」などは笑いの表現を変えればもろに「現代純文学」に変換可能です。

    「純文学」って難しそうですが、実はそうではありません。例えば百万部以上売れた「蹴りたい背中」の主人公などは、ラノベの世界では普通に存在するって思いません?

    私は優れたラノベは、表現技術を転換すれば「純文学」化出来ると思っています。そういう文脈を持つラノベをお書きになる方が、唯一レーベルを越えた共通項として、編集者の心に刺さる訳です。

    まぁ、あくまで個人の見解です(笑)。

    もうひとつのエッセンス、共通項としてあげられるモノは「若さ」です。もうこれはですね、普通は書けば書く程失くしてしまうモノです。あくまで詩的なセンスとかじゃなくて、一般的に「瑞々しい」と呼ばれる文才です。

    そこそこの読書量があれば、その言葉の紡ぎ方の「透明感」や「瑞々しさ」から来る「若さ」を即感じられると思います。こればっかりは技術的な再現は不可能です。時代の声と同じで、瞬間芸なんです。だから、今の「若さ」は今の時代の若い書き手様でしか表現出来ません。共通項ですが、コツではないです。

    あっ、思わず長く書いてしまいました。まだ説明不足ですが、この辺りで止めておきます。

    そして最後に、美男美女の形態は時代で変わります、小説にだってその時々の流行りがあります。とは言え何か惹きつけるものがあり、時代の形にフィットすればいいだけです。その何かはどんな書き手でも自分の中に必ずあり、それを見つけ出せるかどうか、表現できるかどうかだと私は信じています。

    結局は自分を磨いて書き続けるしか、方法はないと思ってますから、今回みたいな結果発表でショックを受けるのは無意味だと思うんです。カクヨムにはたくさんのカキトモさんがいる、それは重要なモチベの根幹だと私は思います。だから一緒に頑張っていきましょう( ;∀;)



  • あまくに みか様、いらっしゃいませ(^^)/

    おおっ、そのとおり、まさしく就活です(笑)。別に面接に落ちたからって無能というわけじゃないんです。面接官との相性ってあります。

    初見でその人の全てが見抜けるわけはなくて、そもそも一緒に働いている同僚の事だって、人事が100%理解出来ている訳がないんです。書類選考で通しているから、結局は好みの世界です。面接に絶対の正しがあるのなら、離職する人なんかいません。

    そう言う意味で、すごく傲慢な言い方をすれば。コンテストや公募を受賞した全ての作品がベストセラーになるわけでもない現実から、選考基準が絶対に正しい訳ではないと逆説的に証明できます。まぁ、お叱りをうけそうなのでやめときましょう(笑)。

    ところで、たくさんの種を蒔いたんですね。すごいです、真似しようかな、でも私は書くのが遅いから無理か(笑)。きっとあまくにさんの実力なら、なんか凄い事が起きそうですね。期待しております!!

    さて、がむしゃらに創作に集中することがメンタル崩壊につながらないというのはとても正しくて、他の方のコメントにも書きましたが、結局の所、落選しても受賞しても、書き続ける限り自分を磨き続けるだけです。

    つまり、やる事は変わんないんです(笑)。

    だから僕はあまくにさんの考え方は、とても正しくて健全だと思います。こういう結果発表とかの時に、書いてて楽しかった事とか思いだせる豪胆さが欲しいですね。

    今回、僕は少し疲れているせいか軽くショックを受けたけど、何か違うって感じて改めて考えてみました。そうしたらこんな結論になりました(笑)。

    最後にカクヨムは文芸ではない……、うーん、まぁ、統計的な人気作で考えればその通りだし、カクヨムサイドとしては文芸じゃなくてライト文芸って言っちゃってるし(笑)。でも短編の受賞作のいくつかは、ちゃんと読んでないけど文芸っぽい路線で選んでますね( ;∀;)
  • てんがさま💖

    本当に、そう考えれば、私も『天使のハンカチ』を否定しなくて済むのです(*‘ω‘ *)私にとって、初めて中間を突破した作品でしたので、落選した時、本当にショックでした。『やっぱり私には才能がないのか……』と。ですが、ただ単に、『見知らぬ女の子にフラれただけ』と思えば、それは本当にいい例えでございまして、救われました。

    てんがさまには、いつも救われてばかりです。自分を否定し続ける日々、人生を送って来て、今回また自分を否定しそうになりましたが、私の可愛い作品たちを否定する必要はないですね。それは、愛してあげるべきこそあれ、否定するなんてなんて酷い仕打ちでしょう?私は、不甲斐ない自分をいつも作品に重ねて綴っていますが、出来上がった作品すら捨ててしまっては、なんのためにここにいるのか、解りません。まぁ、文才は無いに等しいですが、もう少し自分も、自分の作品も、愛してあげられたら、フラれても、淡い失恋のうちの一つとして良い想い出にもなるのですよね(#^.^#)

    長々と申し訳ありません。

    てんがさま、本当にありがとうございます(*‘ω‘ *)
  • すずちゃん、いらっしゃいませ(^^)/

    お褒め頂いて、なんだか恐縮です。ありがとうございます。

    そうそう、コンテストっていうのはそんなものなんです。他の方のコメントにも書きましたが、受賞作すべてがベストセラーになる訳でない事から、逆説的に審査が絶対に正しい訳ではないと証明出来ます。

    だから、結果に一喜一憂する事はなく、ただ自分の物語をさらに良くする、執筆の腕を磨く、そう考えればいいだけです。受賞しようが落選しようが、書き続ける限り、やる事は結局一緒なんです(笑)( ;∀;)

    僕は落選したら負の感情が蓄積するのが嫌なんです。それで自分の感覚の中で「何か違う」って思っていて、その答えを今回は書いてみました。反省は必要だし、勉強は絶対だし、自分は大丈夫って開き直っても駄目で、だから恋愛に例えました。

    本文には書いてないですが、好きな人に好きになって貰える様に努力するって大事です。恋愛も小説も独りよがりになっちゃ駄目なんです。

    そしてすずちゃんが言う様に「自分の作品を愛する」、それってとても大事で、自分を好きになる事は、色々な意味で力になります。否定なんかしなくてよくて、疲れたら休んでいいし、がんばれそうな時はがんばっちゃう、そうやって自分を愛してあげるのも大事だと思います。

    僕はたいした事は出来ないけど、何かに気づいて自分の中で自分を救っているのはすずちゃんです。さぁさぁ、つれない男の事なんて忘れて、自分の磨いて次の恋にいきましょう(笑)( ;∀;)

  • ほんとにその通りですねえ(ため息)。
    選ばれる、というのはそういうことで、全部を否定されたような気持に——なるのは仕方ないとして、それを現実だと思ってはいけない。勿体無いからw

    例え最終選考に残ったところで、選者の趣味に合わないとか、選者すらこの賞にはふさわしくないという理由で落としたりとかもザラで、それでも激しく胸打たれた編集が頑張って形にしてくれ、そちらのほうが売れる、なんてこともあったりするようです。

    面白いなと思ったのは、我々は噂でしか相手のことを知らない、というところ。一次すら通らなかった作品が別の賞に出したら入線したとか、ひたすら同じ作品を手直して出してはついに賞を勝ち取った、みたいな話もチラホラあったり。一方でそれしかない作者はあとが続かない、ダメだったお気に入りの作品群はストックにしてプロになってから出しました、みたいな作者もいたり、ほんと千差万別。

    簡単に折れてしまうような繊細な人も、書き手には多いんじゃないかと思います。でもタフでなければ生きていけない。奮起した、繊細な人は、生きていく資格——優しさを持っているんじゃないかとも思います。
    尤も、邪悪だったり、埒外だったり魑魅魍魎の生息する場所ではあるんでしょうがw

    私の好きな(プロの)作家さんは、書くものは邪悪だっり下劣だったりしても、実物は人の好さそうなタイプが多いような気がw リアルでは関わりたくないような敬愛する作家さんもチラホラおりますがw
  • スロ男(SSSS.SLOTMAN)様、いらっしゃいませ(^^)/

    賞とかコンテストにまつわるダークな感情、それが狂気の恋と似た様な想いに見えてしまって、「違うから、そんなんじゃないから。思い詰めないで!」って思います。

    可愛いアイドルにラブレターを書けば、たった一人だけが付き合えるなんていうファンタジーだったら素敵なのにとも思います。

    これが高校野球だったら、明確なルールの中で正しく勝敗が別れ、地から足りない自分の才能と努力に、悔し涙を流すのは理解出来ます。

    でも、賞ってなんだ? って思います。

    仰る通り、その価値観に普遍性や絶対性などないから、評価はコロコロ変わります。レーベルカラーなんて言い方も出来ますが、所詮は人の行う事、単なるヒューマンエラーです(笑)。

    20代~50代くらいの編集者というサラリーマンが、仕事として結果を出す為に、うんうん唸ってどれがいいか選んでるだけです。

    私は世間知らずな大人じゃないから、普通にその人間性が見えます。

    彼ら彼女らが絶対に正しいなんて思えないし、圧倒的に小説を見極める審美眼を備えているとも思わないし、驚く様な劇的な人生を送った説得力を持って選出しているわけでもない。

    せいぜいが数千冊の読書量で得た知識と、自己流に体系立てた論理で、一般人より少しだけ優れた部分を大いに勘違いしているだけ。

    私が意地悪で言うならば、その見識で日本の文芸を歪めている自覚はあるのか? その浅はかさで多くの才を絶望させた責任を考えているのか? 気が狂わんばかりに仕事の責任を追及された場合、まともな神経を保つことが出来るのか? そう問いたいです。

    まあ、所詮はサラリーマンという領分での、つまらないいい訳しか言えないでしょう。

    多かれ少なかれ、進撃の巨人という才を見抜けなかった有名なジャンプ編集者みたいなものです。過去の成功体験を疑似的に知識にしているだけの、自分では何も新しいモノを判断する能力も努力も行わない、口だけ達者で仕事にいい加減で無能な駄目な人間です。

    だから私は、何を言っても校則を変えてくれない学校と似てると思うし、工事中だけど一切車が通ってなくても機械的に通さない信号に見えるし、選挙で選ばれた人間が絶対に理想の指導者でもない事実を誰もが理解出来るように、結局は賞やコンテストとは、知らない女の子に告白して、付き合ってもらう様なミラクルだと感じるのです。

    全てプロの編集者と言う職業が生み出す弊害です。

    だけど、そこに正しく情熱と感性が時代にマッチした人間がいて、素晴らしい作品を世に送り出しています。

    私はただ賞やコンテストを受賞する幸運より、そういう人に出会える縁を得たいと思っています。そちらの方が遥かに難しいですけど。

    私は賞やコンテストで、心が折れ、自信を失い、何もかもが嫌になるなんて事は、必要以上に感じない方が良いと思うんです。人間だから少しくらいは切なくなってもいいけど、恋と同じで相手をよく見てみましょうと思うんです。

    なんか、悩むだけあほらしくなります。

    同じ悩み苦しむべきことは、常に書くという事に対するだけでいいのです。

    なんだか長くなってしまいました、すいません。

    プロ作家の方、色んな方がいらっしゃいますよね。小説を語らすとそれぞれがめんどくさい人達ばかりと思うんですけど、普通にメシ食いに行ったり、遊びに行った時に見える本性が知りたいですね。日常に落とし込んだ時に見えるものこそ、正しくその人間を知り得ると思います。本性は緊急事態の時ですけど(笑)( ;∀;)
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