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アルビノの生物兵器 立ち絵(「迷いの草原」編の敵モブ)

拙作「ナト&マグロー」に登場するキャラクター(敵モブ)の立ち絵を描きました!

①カマルーキー
●和名
ショウグンカマキリ
●英名
Praying mantis rookie
●分類
タマワカレ科

○生態
心臓が破壊されると、急激な細胞分裂を起こし、分裂体を生み出すカマキリのような生物兵器。
心臓が破壊されない限り、どれだけ体が破損しようが絶命する事は無い生物兵器において、タマワカレ科というグループは心臓破壊の弱点を一時的とは言え克服しており、一歩先を行く種とも言われている(一般的に生物兵器は、心臓が破壊されると気化熱によって内臓が溶けてしまうため体が残らないのだが、タマワカレ科は気化熱を上手く管理・操作しているため、かなり器用な種である)。

○食レポ
素揚げだとシシャモのような味。ハリガネムシはスナック感覚で。

②カップケーキ
●和名
モモミドリメムシパンムシ
●英名
Cupcake
●分類
パンムシ科

○生態
獲物や縄張りを荒らす生物に対し、体当たりする外見・性格ともに攻撃的な種。
祖先は貝の仲間で鎧のような殻は貝殻が進化したものである。貝柱などは退化しており、代わりに体の一部を足のように動かせるようになった。オスを中心とした群れで行動し、1番若いメスは群れを離れ、単独で過ごす特殊な生態を持つ。
臓器は目の付近に固まっている。これは体の後ろ部分を食べられても大丈夫なよう、進化した結果。故に逃げられる確率が高いため、平均寿命が高く、90年近く生きる個体もいる。この長寿個体は、食料危機に陥った時の非常食の役割を担うため、体が10m以上大きくなり、群れのリーダーとなる。
球形の動く物体に反応し、攻撃体勢を構えるため、彼らの住処の近くで球技を行っている際は注意が必要。

○食レポ
生食。蒸してもいける。

③ろっくけだまる
●和名
ハイイロオオタマネコ
●英名
Rock Kedamaru
●分類
タマネコ科

○生態
空を飛ぶ前の けだまる の原種で、鉄球はゴミを集めて作られたものである事から、この種の賢さが窺える。リンゴを投げ捨てる習性は、けだまる がシアン化物に弱いため、本能的な防御反応である。
体毛は銃弾をも通さないほどの防御性能を誇る。

○食レポ
焼き肉として。

④ストライム
●和名
ヒスイツユハライカビ
●英名
Jade movement mold
●分類
アメカビ科

○生態
粘菌の集合体であるが、菌糸などは張らず直接 生体の栄養を吸収する習性を持つ。
一般的な粘菌の移動速度を遥かに超えており、生物兵器界の粘菌は植物的な性質が少なく、もはや動物に近い。
発育の段階で生育に不利な環境になると、芽胞と呼ばれる特殊な細胞構造物を作り、悪条件下でも生き延びようとする。芽胞自体は強固な構造で、100℃で30分間の加熱調理でも死滅しない。

○食レポ
ジュースにして飲む。夏にぴったり。

⑤ギターイ
●和名
イワカブリカメモドキ
●英名
Rock hidden turtle imitation
●分類
カブリムシ科

○生態
草木や岩を背負って隠れており、獲物を捕える虫。日本全土に生息しており、集団で行動する。
足が4本しかなく虫かどうか怪しい。だが成長の仕方は虫と同じである事から脊椎動物と無脊椎動物の中間なのかもしれない。

○食レポ
カレーの具材にすると良いスパイスとなる。

⑥ジョーガ
●和名
キムジシジミモドキ
●英名
Powder-blown yellow moth
●分類
ムジバネ科

○生態
ムジシジミ科によく似ているが、足が短く胸が無いのがムジバネ科の特徴である。特定の縄張りに執着する性質があり、飛び立って離れても しばらくすれば元に戻ってくる。
上空の敵や獲物に粉を固めた弾を放ち攻撃する。この弾は空気よりも軽く、放たれた後 上昇する。
標本は虫コレクター垂涎の一品。オークションで物凄い価格がつく事も珍しくない。

○食レポ
食べられる身が少なく食用には向かないが、羽の刺身は肴になる。

↓この拙作のURL
https://kakuyomu.jp/works/16818093078305733910

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