魔女っ子★ゆきちゃん

　木村一基王位◆
　1973年６月23日生まれ、千葉県四街道市出身。(故)佐瀬勇次名誉九段門下。
　1997年、四段。2017年、九段。棋士番号は222。
　タイトル戦登場は８回。獲得は王位１期。棋戦優勝は２回。

　藤井聡太七段◆
　2002年７月19日生まれ、愛知県瀬戸市出身。杉本昌隆八段門下。
　2016年、四段。2018年、七段。棋士番号は307。
　タイトル戦登場は２回。棋戦優勝は３回。

　10手目まで進んで、戦型は相掛かりのようです。

　16手目の局面で、１日目午前のおやつが出されました。
　木村王位はアイスコーヒー。
　藤井聡太七段はフルーツ盛り合わせとアイスコーヒー。
　また、両対局者の注文とは別に、地元北海道の和菓子店『北菓楼』から提供されたおやつが用意されています。

　局面は、後手の藤井聡太七段が飛車先交換に出たところ。
　まだまだ、これからの将棋です。

　木村一基王位の今年度成績は４勝１敗（.800)。
　通算成績は659勝381敗(.634)。
　王位戦成績は89勝45敗(.664)。初参加は第39期。第50期、第55期、第57期、第60期に挑戦権を獲得。
　豊島将之王位(当時)に挑戦した第60期はフルセットの末に王位奪取を決め、悲願の初タイトルとなりました。
　46歳３ヶ月での初タイトル獲得は最年長記録です。

　藤井聡太七段の今年度成績は12勝２敗(.857)。対局数はランキング１位、勝数は１位、勝率は７位タイ。
　通算成績は181勝34敗(.842)。
　王位戦成績は14勝２敗(.875)。初参加は59期。今期は予選で竹内雄悟五段、西川和宏六段、出口若武四段、斎藤慎太郎七段(現八段)に勝って初の挑戦者決定リーグ進出。
　リーグ白組では羽生善治九段、上村亘五段、稲葉陽八段、菅井竜也八段、阿部健治郎七段に勝って全勝優勝。
　挑戦者決定戦で永瀬拓矢二冠を破り、王位挑戦を決めました。

　27手目の局面で、１日目の昼食休憩に入りました。
　木村王位は天丼とそばセット。
　藤井聡太七段が中華セットランチ。

　26手目、藤井聡太七段は△４四角と角を上がりました。
　この角が活躍すれば藤井聡太七段が有利に、逆にこの角が攻められる駒になれば木村王位が優位に立つでしょう。
　(形勢判断　まだ互角の局面と思われます)

　31手目の局面で１日目午後のおやつとなりました。
　木村王位は『あじさいゼリー』。
　藤井聡太七段は、ショートケーキ、アイスティー🍰
　あじさいゼリーは北海道産の生クリームを使ったミルクプリンの上に、色鮮やかな紫色のゼリーが乗った見た目もさわやかなスイーツです🍮

　盤上は、木村王位が後手の角をいじめにいっています。
　(形勢判断　まだ互角)

　40手目が封じ手となりました。
　藤井聡太七段初めての封じ手です。
　別室から戻ってきた藤井聡太七段が木村王位に封じ手封筒を手渡そうとするも、木村王位が藤井聡太七段の署名が入っていないことを指摘。
　藤井聡太七段は、その場で署名をしました。

　対局は明日、７月14日９時から指し継がれます。

　39手目の局面は、まだ互角。
　ただ、早々に決戦になるような激しい変化もあるようで、明日も朝から目が離せません。

△８六歩▲同歩△同飛▲９七角から△５六飛ですかね。
こう進むと藤井七段の攻め対一基先生の受けというはっきりした構図になりますが、一基先生この形だと受けっぱなしになっちゃいそうな。第一局はそれで攻め倒されてますから。
それを避けるなら▲９七角の代わりに▲８七歩と打ちますか。それでも△５六飛と回る手はあります。
今のところ後手不満なしに見えますねー。

　ゆうすけ様、応援コメントありがとうございます♡。

　実戦の手順は△８六歩▲同歩△同飛に▲２六飛と浮いて、銀にひもをつけましたね。
　さあ、このあとの展開は、どうなるでしょう？

　46手目△５六飛の局面で、２日目午前のおやつとなりました。
　木村一基王位はアイスコーヒー。
　藤井聡太七段はミニクリームどら焼きとアイスコーヒー。
　後手は、先手５筋の歩を掠め取りました。
　現局面は先手の一歩得です。
　(形勢判断　互角)

　△52手目８五飛の局面で、２日目昼食休憩に入りました。
　昼食の注文は木村一基王位は、ビーフシチューセットランチ。
　藤井聡太七段は、ビーフステーキカレーセットランチ🍛

　(形勢判断　まだ互角)

　60手目△９六飛の局面で、２日目午後のおやつとなりました。
　木村一基王位は、フルーツ盛り合わせとコーラ。
　藤井聡太七段は、オレンジジュースです。

　相掛かりの力戦ということで、スローペースな戦いとなっています。
　(形勢判断　互角)

　第2局は90手辺りから藤井七段絶体絶命のピンチが続きますね。過密スケジュールの疲れのせいでしょうかね。

　81手目、▲１七飛の局面。
　後手の金が取れそうで、形勢は少し先手に傾いたでしょうか？
　(形勢判断　先手が少し有利かな？)

　鷹香　一歩様、メッセージありがとうございます♡

＞過密スケジュールの疲れのせいでしょうかね。

　藤井聡太七段はプロ入りして以来、ずっと過密スケジュールですから、ここにきて急に疲れが出たとは考えにくいと思います。

　単純に、木村一基王位が強いというのと、木村王位の準備の作戦が功を奏したということではないでしょうか？

　104手目、△４四角の局面。木村王位が決めに出て、藤井聡太七段は必死の防戦です。
　さあ、詰むや詰まざるや？
　(形勢判断　木村一基王位が優勢)

　なるほど。
冷静な見方ですね。対局前の宣言通り、魔女っ子★ゆきちゃんは“おっさんずラブ”ですか。
藤井七段も粘っていますね。相変わらず残り10分を切ってからしぶといです。

　両者秒読み！
AIは藤井七段が優勢に逆転。勝率62％に。

　藤井七段、98％まできました。この勝機は逃さないでしょう。
木村王位は、自陣の飛車取りを守った安全策の☗1一竜が敗着だったでしょうか？

　145手目の局面で、木村一基王位の投了となりました。
　これで藤井聡太七段の２連勝です。

　鷹香　一歩様、メッセージありがとうございます♡

　あの局面から、逆転しますかね〜。
　藤井聡太七段、恐るべき強さです。
　木村王位は、去年も連敗スタートだったので、その再来を期待します☆

　144手☖6五玉で木村王位、投了ですね。勝ちを確実にしていただけに放心状態に声もかけられませんね。3局以降の戦いに引きずらないと良いのですが。
　一方の藤井七段も1勝1敗（棋聖戦に続いて2連敗）で休養日を挟んで棋聖戦第4局を迎える所、王位戦2連勝。気分良く渡辺棋聖に挑戦できそうです。
　この将棋は「香車」が勝負所で力を発揮した対局でした。後は、藤井挑戦者の竜が攻防に活躍したのに対し、木村王位は自陣の飛車が有効に使えなかったのが対照的でした。

　どうした、木村王位。感想戦、マスクするのも忘れてる。“釣り上げかけた鯛”を逃したんだからなぁ。ショックの大きさが分かります。初の防衛戦のプレッシャーなのでしょうかね。

　鷹香　一歩様、メッセージありがとうございます♡

　木村一基王位、残念ですよね★　ここは是非とも取りたいところだったので、摑みかけた勝利が掌からすり抜けていって、茫然自失となるのも仕方がありません。
　けれども次の対局まで時間がありますから、それまでに立て直してもらいたいですね。
　それにしても、あの局面から逆転するとは。
　藤井聡太くん、恐ろしい子っ！