山本五十子の決断・外伝 ―南海の花束― 第壱號 壱岐春香の章 公開！
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885001606新規連載開始しました！ 皆様のご感想お待ちしております！
カクヨム・小説家になろう連載時代から「山本五十子の決断」を応援して下さった皆様。
大変長い間ご無沙汰しましたこと、まず深くお詫び申し上げます。
ミッドウェー編完結から１年半を経て、ようやく今日、再び小説家になろうで連載を始めることができました。
また、書籍化された「山本五十子の決断」をご購読されてからこちらにいらして下さった方々には、心より御礼申し上げます。
このたび、「山本五十子の決断２」発売１カ月前を記念して（微妙に過ぎてますが気にしないで下さい）、WEB時代からの読者の方、書籍からの読者の方皆さんに楽しんで頂ける物語をと思い、外伝を書かせて頂いた次第です。
本編で五十子達が活躍するのと同じ世界ですが、洋平が現れる前、開戦時の前日譚。舞台は南方、マレー作戦であります。
「南海の花束」は全４章を予定しておりまして、本日公開しました第１章がマレー沖海戦、第２章が開戦前にさかのぼってマレー作戦を巡る陸海軍中央の鍔迫り合い、第３章がブリトン軍視点、第４章が終章となっております。
ご存じの通り遅筆でして、さらに書籍の作業の合間をぬっての執筆・更新となりますので多少お時間を頂戴するかもしれませんが、最後までお付き合い頂ければ幸いです。
そして大変恐縮ではありますが、この外伝をお読みになって世界観や作風を気に入って頂けたら、どうか書籍「山本五十子の決断」も買って頂けますと、これ以上ない喜びです。
（２巻amazonで予約始まっています！）
「山本五十子の決断」はガールズ＆パンツァーとは違って、戦争です。敵はストライクウィッチーズのネウロイや艦これの深海棲艦ではなく、同じ人間です。登場人物にはモデルとなった史実の人達がおられます。
難しくデリケートな題材に敬意を払い、先人達の言葉を聞き、脳裏に思い浮かべます。
クルー達との楽しく穏やかな時間、戦闘の緊迫と、魚雷を命中させた瞬間の喜びと仲間を失った悲しみ、敵への愛憎。
この感情を、私は少女という器を通して描くことを選びました。
敢えて現代風の少女達ならではの、かしましく、ほのぼのとした日常、それとシリアスな戦争、二つのリアリティのバランスをとって物語にしていく試みこそ、「山本五十子の決断」です。
受賞の内定を頂いたのがエピローグを書き終わるのとほぼ同じ頃でしたか、あれから一年半、初めての書籍化ということもあるのかもしれませんが、改稿作業や編集者さんとの打ち合わせ、キャラデザの議論であったり、イラストやデザインのチェック、印刷所さんが原稿に振るルビのチェック等々に忙殺されておりました。こちらのノートも、書籍化に関するお知らせばっかりになってしまって……。
今日、ミッドウェー編の続きではなく外伝の前日譚という形ではありますが、ようやくカクヨムにUPすることができて救われたような思いです。
ミッドウェー編の続きは、まずは２巻の後、３巻にご期待下さい！
３巻が出せるかは２巻の販売部数次第でして、まだ見通せていません。２巻ミッドウェー海戦が、この作品にとっても正に負けられない一戦となります。信じて頑張るのみです。
３巻もし実現すれば、お約束しておきますが、３巻はガダルカナル、ソロモン海を舞台にハルゼー、マッカーサーと対決します！
どうかご期待の上、２月２０日に発売される２巻を応援して頂ければ幸いです！
なお、２巻特典SSが付くのはとらのあな、メロンブックスの２社ということで、アニメイトが無くなってしまい、アニメイトしかない地域の方々には本当に申し訳なく思います。
どうかこの外伝を特典SSの代わりだと思って読んで下さい！
外伝の登場人物達はWEB版本編並びに書籍１巻２巻には出てきませんが、３巻以降で出したいと考えている子達です。
それでは、今後とも「山本五十子の決断」をどうかよろしくお願いいたします！