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『Ω:RAVEN/オメガレイブン』七話更新。新武器の設定など

『Ω:RAVEN/オメガレイブン』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885943416

 EPISODE:7『ブラックサイト/ Dark side of the city』を公開しました。

 七話にしてようやく役者が出揃いつつあり、お話としてはやっと中盤に入れたかなという形です。レイブン、そしてメトセラ製薬の内部事情を知る古嶋晴臣の救出作戦、非合法な実験を続ける企業への夜間潜入――というのは一度やってみたかったシチュだったので、バトル満載に書いてみました。

 この物語の構想段階から出すのを滅茶苦茶楽しみにしていたのが「レイブン・ソード」でした。仮面ライダーを始めとした変身ヒ―ローは意外と剣などの武器を多様するのですが、よくよく考えると「日本刀」をモチーフとした武器を使っているヒーローってあまり居ない気がします。

 以下設定語り。

「レイブン・ソード」
 漆黒の刀身を持つ対レイブン用甲殻剣。
 正式名称は「アンチ・レイブン・エクスターミネート・ソード(Anti Raven Exterminate Sword)」。英語表記時の頭文字を取り、開発時のコードネームではA.R.E.S=アレスと呼称。即ちギリシャの戦いを司る神の名であり、柄には刻印がプリントされている。

 刀身はレイブン=玄崎明が体表に生成する黒色の甲殻で作られている。平常時は柄の内部に粉末状に磨り潰された甲殻が格納されており、トリガースイッチにより発生する電気信号に反応し甲殻細胞が増殖、漆黒の長刀として展開する。

 玄崎明がレイブンに変身した際、堅牢、鋭利な甲殻を展開できる特性を反映し、強固な甲殻でも容易に切断できる対レイブン用カウンター・ウエポンとしてメトセラ製薬の研究・開発部門により開発される。もっとも、高度な技量を持つものでなければ攻撃対象の切断は容易ではない。実際の日本刀と同じく極端に担い手を選ぶ装備として、試作品が一点作られたのみで実戦投入には至らずにいた。研究所に潜入した玄崎明とレイブン:タイプ・スコーピオンの交戦時、古嶋晴臣元研究員の手によって持ち出される。その後玄崎明によって使用され、タイプ・スコーピオンの強固な甲殻を切断する活躍を見せた。
 レイブンとしての高度な動体視力や反射神経を持ちうる玄崎明だからこそソードのスペックを最大限に発揮出来た部分が大いにあり、対レイブン用装備としては矛盾した側面を有している。
 
 といったところです。今後もソードは活躍させたいのでご期待下さい。

 七話時点で丁度60000文字くらいはあるのですが、個人的な概算で言うと多分150000文字くらいは完結までにかかるんじゃねえかという見通しです。だいたい全十二話くらいと言う形でお話をイメージしているので、お付き合い頂ければ幸いです。

 では、次回更新もよろしくお願いします!

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