今日になってやっと残暑が和らいできました。執筆をすることの多い夜も、過ごしやすくなってきて一安心です。
ここ数日、暑かったせいか執筆はのろのろペースでした。やっとこさ、あと三万文字たらずというとこまで書き終えています。やっぱり間に合うかどうかギリギリのペースですが、行けるとこまで行ってみます。
久し振りに、作品についての雑談でも。
私は話を書く時には、いつも頭の中でその場面を思い描きそれから文章にするというスタイルで執筆しています。そのせいで余計に時間がかかります。せっかく頭の中で想像しているのだから絵にした方が早い気もするのですが、なんせ絵が画伯並みなので、イラストを一枚仕上げるのも一苦労です。絵の才能が少しでもあれば、漫画家を目指していたかもしれません。画力のなさを嘆くばかりです。
文章で表現するのにも人より時間がかかります。光景を思い浮かべても、それを情景描写として文字に変換するまで多分なエネルギーを使わないといけません。すなわち、文字も絵も作成するのに一苦労なわけです。
加えて今は時間がなく、気持ちは焦りかけています。けれど、なるべく焦らずに、急ごうと思います。
さて、少しだけ〝Where〟の話を。
最新話の十八話で、雪虫や江森の地元についての話を出してみました。直接の表現はしていませんが、〝Where〟の舞台は北海道です。
二人が通う高校は札幌市を舞台に考えて書きました。夏休みが終わるのが本州よりも早かったり、これから出す冬休みの期間が本州よりは少し長かったりします。そういう小さな箇所で、舞台の北海道を表してみました。上手く表現できているかは、分かりませんが……。
雪虫は、道民の私にとってもなじみ深い虫です。十月の後半ごろから飛ぶ姿を頻繁に見かけます。雪虫を見たら、大体二週間後くらいには初雪が降ります。小説の中では十一月の初めに話題を上らせたのですが、時期的には雪虫が飛ぶにはちょっと遅いかなと。それを言ったら、高校野球の甲子園大会の描写も怪しく思えてくるのですが……。
〝Where〟は、主人公がやっと暗闇から抜け出せたような感じです。これからは彼らが幸せに向かって突き進んでいく内容になるんじゃないかなと思います。
コンテストの締め切りはともかくとして、なるべく早く完結できるように頑張ります。