オリコン 週間 ライトノベルランキング
2024年08月26日付
(集計期間:2024年08月12日~2024年08月18日)
1位 青春ブタ野郎はガールフレンドの夢を見ない 7732部
2位 ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編12 3820部
★3位 星のカービィ メタナイトと魔石の怪物 3237部 児童書なので参考扱い
4位 誰が勇者を殺したか 預言の章 3096部
5位 小説版 僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト 2902部
6位 小説 ブルーロック 戦いの前、僕らは。 蟻生・馬狼・雪宮 2036部
★7位 レッツゴー! まいぜんシスターズ 金持ち刑務所VS貧ぼう刑務所 1815部 児童書なので参考扱い
8位 誰が勇者を殺したか 1749部
9位 【ドラマCD付き特装版】青春ブタ野郎はガールフレンドの夢を見ない 1625部
10位 ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います8 1550部
ということで★がついてるのはつばさ文庫で児童書ですので参考扱いです。Cコードも児童書の「8」のはずですし。
ということは10位の1550部は8位でしかないという事です。つまりラノベは週間10位であっても余裕で1400部すら切る可能性が高いということです。
本来一番売れ時の夏休み商戦で。
あと【ドラマCD付き特装版】と称して1冊約3000円で売るのはどうかと。そもそも僕の記憶では「青春ブタ野郎」って10年前にはもうあった気がする。そういうことするから今の中高生はアニメノベライズ以外のラノベを見捨ててるんだね(子供のお小遣いでは1冊約3000円+税なんて値段をぽんと払えるはずがない)。しかも今時CDじゃないしね。買ってるのこれ40代とか50代じゃねえのかな。僕の邪推だけど音楽配信文化というものに追い付いていけない世代に売ってるのではないか?
何度も言いますがこういうことするの止めてください。また高額商品を売ることでラノベ市場額を良く見せるのをやめてください。だって中身は約半分がCD代じゃねえかよ。「本」じゃねえじゃん。
確実に言えることは「ラノベ読書人口」はラノベ市場額よりもはるかに深刻な状況を見せているということ。だからこそ小中学生は児童書に逃げた後なのだしね。
『若者のライトノベル離れ』
https://kakuyomu.jp/works/16817330659071865553いつか『若者のライトノベル離れ』で「【CD付き特装版】商法」というものを書くつもりでいる。少なくとも健全じゃないし令和の光景……いや平成後期の光景ですらない。だって、今時CDプレーヤー(ラジカセ・ミニコンポ等)を持っているご家庭の方が珍しいのだから。
※印税収入が10%契約だとすると初週2500冊、月3500冊・販売価格1400円と仮定すると月額4,900,000売上なので月収49万。しかし翌月はほぼゼロ売上なので作家としての年収が55万円とかそういう世界になる。もちろんコミカライズ2次使用許諾料などを含む。とてもじゃないが本業として食えない。もちろんラノベは一般文芸書のように細く長く売れるものでもないので作家生命は高確率で2年で終わりを迎える。