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一般電子書籍の約7割がラノベなんてありえない

ほぼあり得ないと思います。
なお『若者のライトノベル離れ』に書くまでもない事なので近況ノートにて報告いたします。電子書籍のうち90.3%が電子漫画で8%が一般電子書籍で1%が電子雑誌という事なんですがこの8%のほとんどがいわゆる法律データベース書籍というもので法律事務所や建築事務所、会計事務所等で使う高額電子書籍なので「単価」という時点でありえないのです。六法全書の電子版ですよ!?ラノベ単行本の数倍のお値段ですよ?世の中に法律事務所や建築事務所ってどんだけあると思ってるのですか? なお出所は未確認ですが旧ツイッターで流れて来た「一般電子書籍の7割がライトノベル売上説」は大嘘とほぼ断言できます。なお六法全書電子版には「判例集」も含まれます。

※2024年はいちいち「ジュリスト」や「判例時報」を紙雑誌で調べる時代じゃないです。

もう一回いますがそのラノベは高確率で「無料キャンペーン(ポイント100%還元セール含む)」で売り上げたもんなんですよ。それ無料なんですよ。オタクの世界だけが世界じゃなくて世の中には「業務用」というものがあるんです。だから「ありえない」。これが仮に本当なら「約450億円の電子文字物市場のうち、約330億を占めるライトノベル」という意味になる。そんなわけない。

『若者のライトノベル離れ』
https://kakuyomu.jp/works/16817330659071865553

値段が付かない物や「実質無料」は所詮無料で売上額に含めてはいけないとこの場でもう一回はっきり言います。

また過去数年分の新聞記事が読める電子新聞は事実上の「電子新聞縮小版」と言って新聞・雑誌ジャンルではなく本来はISBNが付く図書なので「日経電子版」などは「文字データ電子書籍に含むべき」ともここで改めて主張いたします。

電子ラノベ市場の推計について
https://kakuyomu.jp/works/16817330659071865553/episodes/16817330668642212490

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