ますますジュニア文庫はこうして高校生市場を奪って来てるし、読み物としても大変品質がいいので児童向け=中高生が読むのはダサいという構図を崩しにかかって来てると思う。私はラノベにこういう動きが全く出ないのが非常に残念だなと。もちろんライト文芸でもリア充系恋愛本が非常に人気です。
『君と100年分の恋をしよう』って主人公もヒロインも病を抱えながらの恋愛ですからね。しかも主人公は両親が医師にして主治医。
なのに創作論ジャンルで「ジュニア文庫が高校生の間でも人気」って話が出ないのが不思議なんだよね。私はつばさ文庫や青い鳥文庫の執筆陣にラノベ作家は駆逐されると思う。冗談抜きで言ってますよ。本当にラノベ執筆陣は書店に定期的に行ってるのかなって不思議に思う位なんだ。
それどころかラノベって逆を書きたがってるぐらいに思う。肉体は病気でも精神は健康で人生と戦う主人公やヒロイン……ではなく「生霊かよ?」いうぐらいのヤンデレキャラが女性向けのラノベに定期的に登場する。あれ需要あるのかな。僕にはわからない世界だな。少なくとも中高大学生の読みたいジャンルじゃねえよなって。※個人的感想です。
あと『時間割男子』というおもしろい本あるよね。自分の母親が死んでテストの点数も悪くて絶望してヒロインが教科書をゴミ箱に投げたら教科書がイケメン男子に擬人化して君の寿命はテストの点数と一緒だよってとこから始まる物語ね。これが中学生(厳密には小4~中2)に受ける奴だよ。まだ高校生にはきついかもしれないけど物語の展開次第では高校生読者も獲得できそう。
私はもうラノベにかなり絶望してる。市場額から中身からほぼすべてに置いて。