ヴァイキング達がグリーンランドからニューファンドランドを「発見」し北米に植民したのはちょうど西暦1000年です。この西暦1000年という年は実は千年王国説により魔王復活と最後の審判が予測されていた年で世は末期でしたが実は何も起きませんでした。それどころかアイスランドでは総会でなんとキリスト教への改宗が決定したのです。(まあ司祭以下全員こっそり北欧の神々を信仰したからアイスランドでは『エッダ』が記述され北欧神話の神々が現代でも伝わるようになったのですがね)なので終末の世にも関わらずヴァイキング達は北欧の宗教を捨てキリスト教に変えたのです。なおヴァイキングが建てた植民地はネイティブアメリカン達に撃退されグリーンランドに戻ります。そのグリーンランドも「グリーン」のはずだったグリーンランドが極北の氷の島に逆戻りしてとうとう15世紀には人の住めない地として放棄されていきます。再びデンマーク領グリーンランドになったのは17世紀と記憶しています。
このことを書こうかなって思います。
『ベルダーシュの勇者』
https://kakuyomu.jp/works/16817330648437826400/episodes/16817330648463130904ちょうどこのころ実はペルシャではアラブ化に対抗して『王書』を編纂し本当は反イスラムのはずだったゾロアスター教の神々をある意味復活させ、アラブ側の王子を「ザッハーク」つまり魔王の化身として撃退し「シーア派」の国として再び「ペルシャ」つまり「イラン人」として生きることになります。『王書』ってのはイラン人のアイデンティティーを確立したということで国民的文学となったのです。ただし小説じゃなくて叙事詩という部分に要注意です。
中国はそのころようやく戦乱が終え北宋が中国の統一を成し遂げようとしてました。北宋は短命です。100年後には「水滸伝」の時代がやってきます。
で、私はそのころの日本はどうだったかなって年表見たら平安貴族の変態っぷりに呆れました。そりゃー酒呑童子たちが京の都の人を「さらって」(本当は自発的に避難して)福知山でいい暮らしをしますわ。そして、かの陰陽師安倍晴明が「鬼滅」を一条天皇に進言して不意打ちするのですがね。だからこそ酒呑童子はこういったのです。「鬼に横道無し」(鬼でもここまで酷いことはしない)と。
何が「春はあけぼの」だよって突っ込みたくなるよね。