こんにちは。いよいよ明日からカクヨムコンですね!
前作のあとがきでお知らせした通り、明日から新作の音楽小説を連載します。
前作『あなたの「音」、回収します』にも登場した、川波音葉・伊弦・理音の「川波三兄弟」の13年後のお話を、末っ子の理音の視点でお送りします。
女性主人公&イケメンピアニストの兄ということで、今までの作品よりも「女性向け」な内容になっています。
でもやっぱり黒須節といいますか。イケメンキラキラな音楽シーンだけでなく、政治的なシリアス展開にSF要素、お笑いもたっぷり詰まっておりますので、女性向けが苦手な方にもお読みいただけるのではないかと。
今作では、ピアノとパイプオルガンをメインに扱っています。
実は前作の世界線は、「パイプオルガンが存在しない世界」でした(だから出さないように気をつけてました)。それが、理音の卵の力で「パイプオルガンがある世界」と繋がってしまいます。世界線を越えて、ピアノとオルガンを協演させよう!というお話です。
昨年の『ヴァルファンス』では、さすがにカナダ現地調査とかはできなかったんですが、今年は10月中旬からコンサートに足を運び始めました。
調べてみると、パイプオルガンのコンサートがけっこうたくさんあるんですね。それも、無料から千円くらいの、お財布に優しいものがずらり。交通費はかかりますが。
パイプオルガンは、楽器ごとに特色がかなり違います。奏者よりも、曲よりも、まず楽器が注目されます。あちこちのホールや教会へ出かけて、私なりに色々なオルガンとの出逢い を楽しんできました。来年3月くらいまで、計30回前後はコンサートへ足を運ぶことになりそうです。
今年は春〜夏がかなり忙しく、十分な下調べもできず、10月中旬になってからようやく本作に向けての活動を始動しました。まだまだ調査が足りないし、執筆量も十万文字にはほど遠いです。
(昨年は、カクコン開始時点で四万文字ほどは書けてたんですが、今年はまだ二万文字も書けてません。ぶっちゃけピンチです^^;)
「締切がないといつまで経っても書けない」のが私。カクヨムコンの波に乗って、なんとか十万文字を目標に書いていきたいと思います。
相変わらずヨムが遅れていますが、皆様の作品もゆっくり読ませていただきます。
皆様、どうかお身体に気をつけて、カクヨムコン期間を楽しみましょう♫
↓東京芸術劇場(池袋)のパイプオルガン。
バロック&ルネサンスオルガン(上)とモダンオルガン(下)が表裏に設置されています。両方使うコンサートだと、開演中に3分くらいかけてグルッと回転します♬