準備を始めたのが10月後半だったので、約5カ月かかりきりだった『空たま』。明日ようやく完結です。あ、前作の中編を含めたらもっと長いか。
本編の後に、おまけでキャラトークとエッセイも付いてます。最後までお楽しみいただければ幸いです。
この期間中、コンサートへ行きまくり、大好きな音楽にどっぷりと浸かることができて幸せでした♡
去年の長編『ヴァルファンス』は、書いててつらい部分が多かったので…。去年の思いは今も継続して勉強中ですので、『空たま』にも一部反映されています。
理音は「読者が共感しやすい普通の女子」のつもりで書いてましたが、音楽に関してはほぼ私自身の代弁者でした。良い音楽にすぐに感動する感激屋さん。ツッコミもこなす明るいキャラクターは主人公としてとても書きやすかったです。
書いてて面白かったキャラは、やっぱり音葉です。前作第一話で「尖った天才」として登場してからずっと、様々な面を持つ意外性のキャラとして考えてました。ジョーカー的な。
レヴィンはいい人過ぎるところが欠点と言えば欠点ですが、音葉とのかけあいで色んな面を見せてくれるようになりました。
コンサート通いは、頻度は落ちますがこの先も継続します。
先日、旅行先のホテルでくつろいでたらコンサートホールからメルマガが届き、四日後にシューマンのピアノ協奏曲のコンサートがあることを知り、その場でチケットポチっちゃいました。たまたま仕事が休みの日で良かった。シューマンのピアノ協奏曲はまだナマで聴いたことがなかったのです。当分機会がないと思ってたので嬉しかった〜。
理音じゃないけど、聴きながら「まだ終わっちゃやだー!」ってずっと思ってました。幸せでした♬
旅行中、次の長編の原案も考えてました。今考えてるのはビジネスマンのお仕事ものですが、お笑いと「ちょこっとファンタジー」はまた間違いなく出ます。特にお笑い成分はないと書けません。黒須なので。
というわけで、『空たま』にお付き合いくださった皆様、ありがとうございました!
↓二年半ぶりに描いたカラー絵。phrase24、シューマン本番前の理音と音葉と温玉ちゃん。
実際は理音が白目剥く勢いで叫んでます(笑)