電撃の結果でました!
二次落ちです。あはははは。
………………。
しくしくしくしく。
でも、初チャレンジで一次突破は驚きでしたが、正直、自分で書いていても納得の内容の薄さなので、二次は難しかろうと思っていました。
今回は、中学生が具現化した「概念の悪魔」を駆使して戦うバトルもの。よくあるパターンですが、中学生ではどうしようもできない世間に対する足掻きの中で、一矢報いるというものを書いてみました。
電撃は初挑戦ですが、懐が深いと後で知ったので、もっと自分を出したものを書けばよかったのですが、自分臭を全力で出した自信作が他のところで落ちてて、これは、そういうのはダメじゃないのかと、軌道修正して、市場迎合型にしてみました。いや、マーケットインです。
今回は「構成」を、意識して書きました。
基本的な全体構成には序破急を用い、キャラクターの仕掛けとしては仮面ライダー電王のスタイルを用い、事件を連続させて、読者が次のページをめくりたくなる仕掛けを入れ、どんでん返しを三回入れました。
正直、僕が読者なら、お腹いっぱいの事件だらけです。
ですが、主人公に成長要素と心情描写が極端になく、また、風景描写や事の流れを説明してしまう悪癖、語尾のリズム感の悪さがネックになっているなぁと感じています。キャラも多いですが、ちょっと主人公よりも濃いのが登場してバランスが悪くなってしまっています。
何よりも巻き込まれ型でやってしまったので、キャラが動かない動かない…。
若干のお色気要素と勢いだけのバトルで押し切った駄作だなと、提出後に思いました。逆に一次が通ったのは、初参加おめでとう賞くらいに受け取るべきかな。二回目からはもっと練った構成と、主人公の成長要素を用意しよっと。
もうどんでん返しはしない。
エヴァーガーデンみたいに泣かせたいのに、そんな要素、欠片もなかったわ…。
もしも、これがいいんですと言われたら、もう書けないと思った。二次で落ちて逆にありがたいのだと思うことにしよう。
当然、自信をもって書いたとはいえ、一方で参考書籍通りに書いただけで、面白いと思えてない自分がいたのは確か。
参考書は5冊ほど新たに購入。役に立ったのはどんでん返し系の参考書。
そこだけですね…。全然、参考書の助言が自分のものにならない。
タイトルももう最後の最後までピンと来てないまま、提出です。
ほんと、よくない。
でも、たまに最終選考まで残った人のブログを見ると、「自信作が落ちて、駄作が通った」って言うのがいっぱいあって…。ああ、そういうものなのかなぁと。
自信がある=自分の中身を出した。
自信がない=世間で流行ってそうなのを出した。
で、出版社は「世間で流行りそうなのを採用したい」という思いがきっとあるはずだから、既視感以上に、前例主義的に選んでしまう可能性はあるなぁと。
その方向性で書けるのなら、じゃんじゃん書かせようと言う、出版社側の思惑があるのかもしれない……。二匹目のどじょうどころか、十匹目のどじょう、いや、百一匹目どじょうちゃんくらい狙っていても不思議ではない。
世間が飽きるまで、似たようなのが出る可能性はあるのだ。
一次の中でタイトルで目を引いたのは「一閃」という簡素なタイトル。妙に頭にこびりついて離れない。
ああいう簡素なのに、情景が目に浮かぶタイトルって、いいなぁと思いました。うーん、やっぱり、二次行く人は、みんなセンスがあるんだろうなぁ。
次回に向けて頑張ります!
ところで、皆さん、落ちた奴って、どうしているんでしょう?