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SOLID STATE ANGEL 執筆裏話 その5

その4からあまり時を置かずに筆を執っていしまいました。
過去最高順位をいただいたことに感謝して、今回の執筆裏話を書かせていただいております。

今回の執筆裏話のネタは、本作品のテーマについてです。
単刀直入に申しまして、それはズバリ、「楽しんで書く」です。
そして、私にとってそれは同時に、読んでくださった方々への感謝の気持ちでもあります。

本作品は私にとっての二作目でして。
一作目の最初のテーマは、「自分が納得できる異世界転生ものをつくる」という、非常にお堅いものでした。
処女作ということもあって、無駄に気合が入りすぎていて、今読み返すと頭を抱えたくなるレベルで恥ずかしいものになっています。

少しの表記のブレも許容できず、何十回ではきかないくらい何度も読み返し、初投稿にこぎつけるまで、実に半年以上にわたって下準備を繰り返しました。

しかし、頑張りすぎたのでしょう。完結したときに感じたのは、達成感ではなく解放感でした。
やっと無事に終わらせることができた、というものです。

その後しばらく筆をおいていたのですが、その時に思ったのです。
仕事じゃあるまいに、私は一体何をやってきたのだろうと。

これはあくまでも趣味です。
なのに、義務感でやっていたのは、根本的に間違っていたのではないかと。

その反省から生まれたのが、この「SOLID STATE ANGEL」です。

あまり細かいことにはこだわらず、肩の力を抜いて自分の好きなように書かせてもらう。
そして、自分の考えた「楽しい」を他の人にも読んでもらい、この楽しさを共有してもらえたら最高だなと。

ですので、今回は表記のブレとか、細かい下調べによる科学的な矛盾点の洗い出しなどの作業を省略し、ただただ楽しみながら書いています。

その結果なのかもしれませんが、前作に比べると、PV数でみればかなり少なくなってはいます。
ですが、私自身は今とても楽しくて充実しています。

そんな私の「楽しい」を応援してくださる方も現れていただきまして、SF部門の週間ランキングにランクインさせていただきました。

読んでくださる皆様への感謝の念がたえません。本当にありがとうございます。
これからもどうか、もう少しお付き合いいただけると幸いです。

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