今回の執筆裏話のネタは、私の執筆方法についてです。
私は思いっきり理系な人でして、実は正しい小説の作り方については全く理解していません(涙)。
それでも、書きたいものができてしまったため、どうにかして書く方法はないかと考えました。
そこで思いついたのが、私の本業であるソフトウェアの開発工程を応用することでした。とはいっても、この方法も複数あるのですが、最も基本的なものとして、ウォーターフォールモデルと言われるものを参考にしました。
このモデルでは、最初に要件定義という工程を行います。
これは、ソフトに必要な機能などを調べて書き上げるといった作業になります。
次に、基本設計と言われる工程に移ります。
これは、基礎的なプログラムの流れを決める、と言ったら分かりやすいでしょうか。
それらができてから、次に詳細設計と言われる工程に移ります。
これは、実際に動かすプログラム単位の設計を行うものです。
ここまでできてから、実際にプログラムを書き始め(コーディング)、テストの工程へと移っていきます。
これを小説に応用してみました。具体的には、以下のようになります。
1.世界設定を決める(≒要件定義)
2.大まかな章の構成を決める(≒基本設計)
3.一話単位のプロットを書き出す(≒詳細設計)
4.実際に話を書く(≒プログラムのコーディング)
5.推敲する(≒テスト)
御覧のように、とても文科系の作業をしているとは思えないような、システマチックな作り方をしています(笑)。
あまり一般的な作り方ではないと思われますので、参考にはならないと思いますが、熊八はこうやって作っていますという一例として読んでいただけたら幸いです。