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先祖返りの町作り 執筆裏話 その3

今回のお題は裏設定についてです。
考えた設定のうち、いくつかは本文に登場させるとちょっとクドいかなと判断したものもあります。ただ、それらの設定は本文を書く上での参考にしていて、それらを私は裏設定と呼んでいます。

一つ目は、古代魔法文明の時代。
これは、およそ五千年前まで続いていたことになっています。なんで五千年かというと、中国の夏王朝の伝説がそれぐらい前の話なので、口伝で残るのはそれぐらいが限度じゃないかな? と思ったためです。

二つ目は、自由国境地帯の街道について。
これは、作中にちょこっとだけ出てくる大陸統一国家の時代に整備されたことになっています。およそ二千年前ぐらいを想定していて、失われゆく古代文明の栄光を取り戻すことを大義名分に、東の帝国が大陸を統一した設定でして。その時に魔物の領域を突っ切る街道を作ったことになっています。しかし、維持管理コストが高すぎてやがて崩壊したという設定です。

三つ目は、回復魔法が存在しない理由について。
この世界の魔法はプログラミング言語をイメージしています。そのため、各工程が明確にイメージできるものしか登場させていません。回復魔法は、人体内部の治癒力を増幅させるので、そんな複雑怪奇な工程は、とてもじゃないが人間の頭の中で魔方式を構築するのは不可能だろうという判断になっています。

一応、このあたりの裏設定もサポーター様限定公開で紹介しているダウンロードサイトから入手できるファイルにあったりします。まあ、需要はないと思っていますけれども(笑)。

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