**⁂ 別荘の夜 ⁂**
司の家族の別荘なので夜…………
司の部屋に登を呼び出し
「登お前慶子とはもう絶対に会わないと言っていたじゃないか、それなのにどうして⁉
俺夜、玄関の扉がガチャンと音がしたので、目が覚めたんだ、そしたらお前たちが歩いて行くから――
夜お前と慶子の後をつけたんだ、何だよ乳繰りあいやがって――――!俺があんなに慶子の事が好きだって言ってるのに、酷いじゃないか――――!」
「違うんだ、お義母さんの死の真相について、教えてくれると言うから、それで付いて行ったんだ…………」
慶子が…………
「歩きながら話しましょう。」
「何だよ⁉何故お義母さんがあんな目に?話してくれよ」すると慶子が……
「河原まで付いて来て!」
「俺眠いから帰る!」
「バーベキューの時に、瑠璃ちゃんと笑顔で何を話してたのよ~!」
「ああ~⁉このお肉美味しいねって話してただけだよ」
「もう登が他の娘に近ずくのが許せないのよ~何故⁉私だけの登でいてくれないの???絶対にイヤ!」
「僕だって嫌だよ~司と気まずくて…………」
すると「河原まで付いて来れないなら死んでヤル」と脅かすから河原に付いて行ったんだ、俺だって他に好きな人いるから、慶子とはもうこんな関係…………」
「こんな関係ってどんな関係何だよ、まさかもうCまで行った⁉」
一瞬登の目が泳ぐのを見逃さなかった司なのです。
「いやいや無い無い!あのさ~あのさ~」
司は直感したのです。
登は噓を尽くと同じ言葉を繰り返す癖があるのです。
次の日二俣尾駅の陸橋を登と慶子と瑠璃3人が駆け上って……
瑠璃が先に行ったのをいい事に、この時はとばかりにすかさず慶子が登と手を握って歩き出したのです。
その時、司が2人の中に強引に割り込んで来て、登がよろけて転げ落ちそうになったのです。
そこで慶子は危ないと思い?登に手を貸そうと?…………ですが?実は?
一瞬何が起きたのか?…………真っ逆さまに下に落ちてしまったのです。
「嗚呼…あああ……何て事を……」
後悔と罪悪感に心が張り裂けそうです。
ですが⁉あの時大親友の司がまさかとは思うけどあの手は…あの???
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