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文芸系新作構想『泣きむし翠の退魔録』

以下のようなお話も考えています。
弱気な退魔師と先輩のバディものというイメージです。



泣きむし翠の退魔録 〜東京もののけ哀歌〜

退魔師見習いの翠(みどり)という青年は、里の掟で、一人前の退魔師になるまで、両親の顔を知ることができない。
また、一人前となるため、東京で三体の妖魔を倒さなければならなくなった。

そこで翠は短刀『霜月』を手に、東京に住む、幼い頃に世話をしてくれた黒という青年の元に下宿をはじめた。
黒は村の出身だが、もう退魔はしないのだと言う。
翠は妖魔狩りの試練に挑むが、優しく弱気な翠にとっては大変な仕事でした。

……各エピソードでは妖魔や妖怪が登場しますが、それぞれ、奇妙で切ない背景があります。
翠は試練を通して、自分自身や黒のことを知っていきます。

▼エピソード『夢魔の話』
普段は人間の男を狩る夢魔は、あるとき本気で人間の男性を好きになってしまう。
翠はそんな夢魔の退治を命じられます。
夢魔は自分の中の魔性をおさえながら、男性に近づきます。翠はどうするのか。


こんな連話ものですが、、
テイストが、『星を売るひとびと』に近そうです。

ひとつ決めて、はじめたいと思います。

2件のコメント

  • "夢魔”は「孤独のいけにえ」に出てた女性でしょうか?
  • 雀さん

    コメントありがとうございます!
    鋭いご指摘です。
    『孤独のいけにえ』に出てきた夢魔とモチーフが同じです。
    世界線や細かな点では異なると思いますが、長く生きる夜の種族としての、業や悲哀、そこからくる孤独などは、通底しています。

    それ以降も、『夜のしずく』から生じる悲しき夜の種族と、翠のエピソードがありますので、引き続きお楽しみください!
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