https://kakuyomu.jp/my/works/16817139556525591986/episodes/16817139558374044719こんにちは。
「追憶の、ヨルワタリ」第43話「取り戻した未来」の更新です。
次回で最終回となります。自分で言うのもなんですが、割とあっさりしています。
えー……この場で書いていいものかどうか少し悩みましたが、他のネタがちょっと引き出しから見つからないので、恥を承知で綴ることにします。
自分はとあるアイドルを推していまして。
「Bety」の百川晴香さんというお人です。
この方を知ったきっかけは、「ウルトラマンX(エックス)」で「高田ルイ」というレギュラー役として出演していたこと。
それまではアイドルとは無縁でした。歌や音楽なんて聞こえないから、まったく興味なかった。
転機となったのは……5~6年前でしょうか。ウルトラマンのイベントで、おそらくオフの時の彼女に出会ったんですね。
「うん? やけに足の長い子がいるなぁ……って、高田ルイ!? 本人!?」と驚きましたよ、ええ。彼女を中心に人だかりができておりました。
「テレビより、めっちゃ可愛い」……などと、取り立ててセンスのない感想を抱きました。
恥を忍んで、筆談にて「写真お願いします!」と勇気を振り絞りました。
快く応えてくれて以降、すっかり胸がときめきました。
その後、百川晴香さんがアイドルをやっていることを知り、とりあえずライブに足を運んでみました。
まぁ、当然のごとく歌や音楽なんてさっぱり。それでも秒ごとに切り替わる照明、足下から伝わる振動、ステージに立つメンバーとファンの熱気と雰囲気とが肌を震わせる。
状況が目まぐるしく変わる中、歌やダンスといったパフォーマンスで魅せるアイドルたちには……こう言うとひどく無礼ですが、つい感心しました。「なるほど、これがアイドルというものか……」というように。
それからはタイミングが合えば、ライブハウスに行ってみることにしました。チケット代とは別に「ドリンク代」なるものがあるのには驚きましたわ。
そして先日、特典会(写真とか撮ってもらえる)の時に、手話を覚えてきてくれたというサプライズ。
異国で日本語を話せる人と出会えた時の感動に近い……いや、どうだろう……?
「サークル・オブ・マイノリティ」であれだけろう者などを滅茶苦茶に叩いていた身ですが、手話とは無縁に思われた人が、手話を覚えてきたということに感動と衝撃を覚えたのです。
なるほど、アイドルにハマる人の気持ちがわかる……かもしれない。
ハマるかハマれるかは別として、何かしらのきっかけでそれまで無縁だったもの=世界に足を突っ込むこともあるかもしれない。
未知の世界は未知の感覚を引き起こす……かもしれない。それは書く上での肥やしになるんだなと(当たり前ですが)実感した次第です。
えー、まさかここまで長くなるとは思いませんでした。たぶん、今までで最長。
いい加減、執筆に戻ります。お付き合いありがとうございました。