こんにちは。お久しぶりです。
現在は今月末〆の新人賞に向け、長編を書いているところです。
他の予定も重なっているため、間に合うかなぁ……と不安になったり。
それはともかくとして、「単眼のワカ」のこっそり裏話を書いてみようと思います。
ネタバレ無しで。
裏設定を語る感じでやってみようかと思います。
一、なぜ、「単眼のワカ」というタイトルなのか?
→本作の原典である「七人の侍」とは対照的なタイトルにしてみたかった、というのがあります。侍が七人出てくるのは当然ではありますが、彼らが「協力してみようか」という気持ちにさせるような主人公を据えたかったのです。
「単眼」の部分は言うまでもないですね。
二、侍たちの元ネタ
→これはもう、映画「七人の侍」を観たことがある御方ならば、すぐにピンとくると思います。下記、ざっと並べてみます。
シマダ→元ネタは島田勘兵衛。演じるは名優、志村喬。リーダー格であるということを意識しています。
チヨ→菊千代。演じるは三船敏郎。台詞を考えるのに全く苦労せず、ひたすら好きにさせてしまいました。
オシロ→岡本勝四郎。演じるは木村功。個人的な印象ですが、「単眼のワカ」におけるもう一人の主人公ではないかと感じてたり。
ゴロウ→片山五郎兵衛。演じるは稲葉義男。実は賭け事が好き、という設定は原典にはありません。
タイラ→林田平八。演じるは千秋実。彼女の大食い、食にこだわるところは、GONZOのアニメ「SAMURAI7」から引用してたりしてます。
キュウ→久蔵。演じるは宮口精二。無口で不愛想な性格はほとんどそのままです。
リタ→元ネタ無しです(すまん、七郎次……)。ただしシマダの相棒的な存在、というところはそのまま引用しています。彼女が異国から来た女性という設定は、七人の中で異色的な存在が一人ぐらいはいてもいいかな、と。
三、〈からくり〉について
→異国から伝わった鉄砲と同じで、異国からの技術の結晶です。ただ、そのことを劇中で触れなかったのは説明不足だったな、と。
上記に限らず、〈からくり〉の描写に関しては反省点が多いと感じています。
とりあえず、こんな感じです。
もし、「ここはどうだったの?」というような部分がありましたら、お答えできる範囲で回答しようと思います。