https://kakuyomu.jp/my/works/16817139556525591986/episodes/16817139556967867181こんにちは。
「追憶の、ヨルワタリ」第11話を更新しました。
今回はちょっとだけ、この物語の裏話をしようかと。
まず、本作の主人公である養護教諭・光一ですが、彼は「今の自分(作者)とは別の道を行った自分」と仮想して書いてみました。
まぁ……きちんと職に就いているし、我が身を省みず子供を助けるし、危機から守ってくれる可愛い姪っ子もいるし、女学生にもモテてるし、ロボットに乗れるしと……自分とはかけ離れた存在になってしまいましたが。
それでも根っこの部分はあまり変わらないかな、とは思います。
要するに自己投影していたわけなのですが、書いていく内に段々と、別個の人格になっていくことはよくあるんじゃないかなという気はします。
「わたしはわたし、あなたはあなた」というように切り離していく感じ。
それはおそらくリアルの自分(作者)の周りにはいないようなキャラが作中の主人公の周りにいて、お互いに影響を受け合い、変化していくからではないかと見ています。
「こんな人がいたらなぁ」「こんな恋人or友達がいればよかったなぁ」という願望が主人公に投影され、周りにその願望を満たしてくれるようなキャラが配置され、作者の欲求が満たされていく……心になんらかの欠落を感じている人ほど、そういった傾向が強いかもしれません。
しかし、キャラの性格や世界観や物語の展開によって、主人公あるいは別のキャラが一人歩きすることがあります。主人公はもとより、作者自身が予想していない方向に向かっていく可能性もあるわけです。
そうなると自己投影しているヒマなんてありゃしません。強大なライバルが出てきたら、主人公には成長してもらわんと! ってなります。
師匠ポジションのキャラや新キャラが出てくることもあるだろうし、当然ながら性格も千差万別。どんな影響を与え、どんな影響を受けるのか、書いてみるまでわからないってこともあると思います。
「追憶の、ヨルワタリ」ではどうかというと……「どうなんでしょ?」と自分で首を傾げています。
長ったらしい話の締めくくりとしては、いい加減ですね。ごめんなさい。
そういえば今日は金曜日でした。
明日明後日の土日は更新をお休みしようと思います。この隙にこれまでのエピソードを読んでくれてもいいんだぜ!
……失礼しました。
それでは、また月曜日に更新します。