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甘酸っぱいってどんな味だっけ

拝啓
 気が付けば立夏の候。時折流れる温い風に仄かな夏の匂いを感じられる、そんな季節になりました。皆様はご機嫌麗しくお過ごしでしょうか。
 さて、突然ではありますが、最近私はこんなことを悩んでいます。
『甘酸っぱいってどんな味だっけ』
 これは、ロックバンド「Back number」の『アップルパイ』という歌の中に書かれているフレーズで、私のお気に入りの一文なのですが、最近、妙にこの言葉に頭を悩ませることが多くなりました。
 ふと思い返してみれば、現在執筆中の恋愛物語にも、お付き合いさせて頂いている彼女との恋路の中にも「甘酸っぱい」と思うような場面はひとつもなく、さらに学生時代にまで振り返ってみても、その「味」を感じたという思い出はどこにも見当たりませんでした。
 「甘酸っぱさ」という味覚。中学や高校生時代にはよく感じていたような気がするのですが、それは大人になると鈍ってしまうものなのでしょうか。それとも、単に私の感性の問題なのでしょうか。
 兎に角、恋愛ものの小説を書いている者としては、是非ともその「味」を思い出したい!
 と、そう私は思いました。
 ですので、この近況ノートを読んでくださっている方の中で「甘酸っぱいと言えばこれだよ!」と、おすすめできる小説がありましたら、ぜひ教えて頂きたく存じます。
 また、近々「甘酸っぱい」をテーマに自主企画を開いてみようかとも考えているので(開き方がわからない)、自薦作品はそちらに置いて頂ければと思います。
 何卒、よろしくお願いいたします。
 そんなわけで、今のところ「甘酸っぱさ」とは無縁な百合小説『Camellia』の【第四章「八月四日」】が終結しました。第四章はもう少し続きます。
 気が付けば十万字の壁を越えて、ようやく長編小説らしくなってまいりました。
 相変わらず筆の進みが遅く、引き続き読んでくださっている読者様には、毎回読み返す手間をかけさせてしまい申し訳ない限りです。以降、もう少しペースを上げていくつもりなので、今後もお付き合い頂ければ幸いでございます。

あらあらかしこ
こもちししゃも拝

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