両者ともに原理は同じです。
空気が温まることで気圧が上昇。
外気圧との気圧差により浮力を得ます。
もう、お気付きの方も居ると思いますが、
あるいは言われなくても分かってるよ…
という声もあるでしょうけど、
台風と基本は同じようなもの。
台風は強い日射によって海水温度が上昇。
水蒸気が発生します。
周囲の空気よりも軽いため、
上昇気流に乗って上空に上がります。
今のところ当作品で熱気球は登場する予定ありません。
ランタンについてはヌエバ・エスパーニャ攻めたさい、
使おうか迷いましたが、見送りました。
知らない原住民への心理的効果を考えたわけです。
他に使い道があるとしたら、熱気球やランタンを
空中から偵察用に…というのも思いつくところ。
で、それならば最低限、人や熱源、構造体の
想定重量に必要な浮力はどの程度で構造体の面積は?
最低限そのへんは踏まえないとリアリティに欠けます。
細かい事抜きで開発したんですわグヘヘ…
という日向君もびっくりの豪快シュートは
流石にいかがなものか、と。
過去においても流下式塩田による製塩をする場合、
ポンプや水車を使いローテクで行なうのは、
無理もしくはコストに合わないと
説明いたしました。
普通に専売制で石炭掘って
製塩業者に売った方が儲かるよ、と。
さて、ランタン形式にしましょう。
紙に何か塗って強度を増すのは問題無いはず。
凧と同じようなものです。
骨組みは基本的に竹や籐を使います。
竹も何か塗れば強度は増すでしょう。
1立方メートルあたり1kgの浮力
搭乗者の体重40kg
構造体と熱源などの装備60kg
円筒形のランタンなら直径6m超えます。
巨大な唐丸籠みたいなものですね。
直径6mなら円周は、およそ18m。
大人が11人くらい手を伸ばして繋いだ感じ…。
普通に考えてバランスが少しでも崩れたり、
強い風が吹いたら直ぐに落下してしまいそうです。
広之は腹黒い策士ですけど、鬼畜ではありません。
こんな人間魚雷のようなものに自軍の兵士を
乗せて空へ放つほど人でなしじゃないです。
以上、決して他作品批判じゃありません。