小林稲穂

　こんにちは、この度は、とても励みになるレビューと、本棚による紹介をありがとうございます。

　お蔭さまで、書くのに力が湧いてきます。

　今後ともよろしくお願い致します。

はい、続編楽しみにしています。

　黒百合の城、読破しました。おおホラーか、ホラー大好きだ……と軽い気持ちでリンクをタップして、朝から一気に読んでしまいました。
　拉致され監禁され、のどの渇きと空腹に思考まで奪われ、クロエに狂気を強制された擬似姉妹が互いを拠り所にしていく過程。抗いつつもじわじわクロエに惹かれてゆく奏の心。そして勢いと熱のあるゴア描写。すべてがツボでこれ何で紙媒体じゃないんだ……と読み終えてから呆然としていました。
　砂糖水のくだりから凛はいい子だな、優しい子だな、これからは奏に守ってもらってもらうんだよ……と親戚のおばちゃん感覚で読んでいたら、後半にかけての頼もしさ。にじむ狂気。格好良くて痺れました。この格好良さはハードボイルドの主人公ばりです。アクションシーンなんて脳内ですんなり映像化されて、小林先生の表現力に痺れて憧れます。
　奏にお薬のシーンはもうどうなるのかとハラハラして薄目になりながら読んでいましたが、NTR激昂凛さんじゃなかったのでホッとし、ふらふらでふわふわの状態で引き金を引く奏にフィーバーしました。かっこいいです。カタルシスです。そして読者的には金庫を開けて欲しかったです。開けなかったからこそ想像の余地があって良いのだとはわかっていますが、クロエはいったい今までどれほどの罪を重ねどんな過去を持ちこんな狂気に至ったのか……気になります。とても気になります。
　クロエがあれほど奏を気に入ったのはなぜなのでしょう。ちらりと入った外見描写から初恋の人に似てるのかな？　それとも殺しを拒否し狂気に侵されまいとする気丈さが自分と正反対に見えたから？　と考えながらこれから再読します。
　黒百合の城執筆メモがあることに今気付きました。見当外れな感想でしたらすみません。つたない文ですし浅い感想でお恥ずかしい限りですが、本当に面白かったです。素晴らしい作品をありがとうございました。

感想ありがとうございます！
小説でこんなに長い感想を頂いたのは初めてで嬉しいです！
いろいろ秘密を残したままのエンドで気になる部分も多いと思いますが、
悩んだうえであの結末になりました。楽しんで頂けたようでなによりです。

返信遅くなってすみません。今気付きました